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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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米Sony Electronicsは9日(現地時間)、フルHD(1,920×1,080ドット)の反射型液晶パネル「SXRD」を使用したリアプロジェクションテレビ<グランドベガ>「KDS70XBR100」を、米国で2005年初めに発売すると発表した。価格は1万ドル以下の予定。 SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)は、同社が開発した単結晶シリコンを駆動素子とする反射型液晶ディスプレイデバイスで、コントラスト比3,000:1以上、応答速度5m秒以下を実現している。2003年8月に日本で発売された、フロントプロジェクタ「QUALIA 004」(240万円)にも採用されている。 KDS70XBR100では、SXRDを3枚使用。また、ハイビジョン映像向け画像処理信号処理技術「DRC-MFv2」を含む、高画質化回路「ベガエンジン」を搭載するほか、200Wランプと独自の光学エンジンを採用しており、「深い赤を忠実に再現する」としている。そのほかにも、絞り調節機能「シネマ・ブラック・プロ・モード」を装備し、高コントラストを可能にしたという。さらに、ガラスを使った視野角も広いスクリーンスクリーンを新開発している。 オーディオアンプには、デジタルアンプ「S-Master」を採用。入力端子にはHDCP準拠のHDMI端子のほか、i.LINkや、メモリースティックスロットも装備し、JPEGに加え、MPEG-1/2、MP3も再生できる。
ソニーでは、日本での発売について「未定」としており、「(ソニーでは)ブラウン管、液晶、プラズマ、リアプロとほぼずべての形式のテレビをラインナップしているが、それぞれの国や地域の特性にあった製品を販売している。日本でも根強い人気があるため、(リアプロジェクションTVの)グランドベガの販売を継続しているが、大画面テレビではやはり液晶とプラズマに需要が集まっている。特に今回のSXRDを使ったリアプロTVについては、マーケティングの観点から発売は未定。日本の今年の年末商戦は、8月に発表した製品を販売していく」(同社)と説明している。 http://www.sony.com □ニュースリリース http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200409/04-0910/index.html □関連記事 【8月19日】ソニー、プラズマ/液晶ベガ「HVX」シリーズ6機種 -ベガエンジンHDやXMBを搭載、ムーブ対応のHDDユニットも発売 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040819/sony2.htm 【8月19日】ソニー、LEDバックライト搭載の液晶テレビ「QUALIA 005」 -46V型はフルHDパネルを採用。一般店舗でも発売 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040819/sony1.htm 【8月11日】ソニー、ハイビジョンを「もっとリアルにする」技術“DRC-MFv2” http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040811/sony.htm 【2003年7月3日】【大マ】噂のフルHDプロジェクタQUALIA「Q004-R1」 ~ 独自デバイス「SXRD」の威力をチェック ~ http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030703/dg22.htm 【2003年6月10日】ソニー、世界初のフルHDパネルを採用したホームプロジェクタ -民生機初のキセノンランプも搭載、HDMI入力も国内初装備 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030610/sony2.htm (2004年9月10日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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