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ソニー、外部チューナでHD録画が可能な「VAIO type R」
-HDDにデジタル放送を直接録画。HDVにも対応予定


VGC-RA71PL9

10月2日発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:バイオカタログセンター
     Tel.03-5454-0700


 ソニーは、デジタル放送の録画に対応したデスクトップPCの最上位モデル「VAIO typeR」を10月2日より発売する。価格は全てオープンプライス。

VGC-RA61L9

 デジタル放送録画対応モデルは「VGC-RA71P」と「VGC-RA61」の2モデルでそれぞれに液晶ディスプレイ搭載モデルがラインナップされる。

 店頭予想価格は「VGC-RA71P」が40万円前後、「VGC-RA61」が30万円前後。「VGC-RA71」の19型液晶ディスプレイ(1,280×1,024ドット)付属モデル「VGC-RA71PL9」が49万円、同じく「VGC-RA61」の液晶ディスプレイモデル「VGC-RA61L9」が39万円前後の見込み。

 最大の特徴はデジタル放送録画HDDとして利用できること。デジタルチューナは内蔵していないが、外部の地上/BS/110度CSデジタルチューナや、2003年以降発売のWEGAなどと連携してデジタルハイビジョン放送を録画できる。同社のデジタル放送用HDDユニット「VRP-T5/VRP-T3」やアイ・オー・データの「Rec-Pot M」のようなD-VHSをエミュレートしたHDDユニットとしてパソコンを利用可能にするものだ。

デジタルチューナからType RはD-VHSとして認識される

 デジタルチューナとはi.LINK経由で接続し、MPEG-2 TSのデジタル放送をそのまま録画できる。コピーワンス番組の録画が可能で、ネバーコピーの番組録画はできない。デジタルチューナ/テレビ側からVAIO type RはD-VHSとして認識されるので、チューナ/テレビ側のD-VHSコントロール操作で、録画予約や再生などが行なえる。ただし削除などの処理はチューナからの操作では行なえない。

 一方Type R側では付属の「デジタル放送録画番組管理ツール」を利用して、録画したコンテンツの再生/管理/削除が行なえる。なお、録画したデジタル放送番組はチューナ側でデコードして再生するので、Type Rのディスプレイ上で視聴することはできない。

 デジタル放送の録画/再生を同時に行なうことはできない。また、録画したデジタル放送の編集は行なえないほか、他のPCコピーして視聴することもできない。ムーブにも非対応。ただし、録画した番組のバックアップは可能で、DVDや他のHDDにコピーし、TypeRの元の保存場所に戻すことで再生できる。

 対応するデジタルチューナは同社の「DST-TX1」と、同社製テレビシリーズ「WEGA」の2004年モデルと、2003年モデルの一部。他のチューナやテレビについては動作検証結果を同社ホームページで公開予定という。

 また、地上アナログ放送録画のテレビ録画予約機能も搭載。3次元Y/C分離回路、DNR回路、GRTなどを搭載したMPEGハードウェアエンコーダカードを内蔵する。テレビ録画/再生や、オーディオ、フォト機能などを統合したAVエンターテインメントソフト「Do VAIO Ver.1.1」では、専用GUIによりリモコンでテレビ録画などの操作が行なえる。アナログ放送の録画/再生中でも、i.LINKからのデジタル放送録画は可能となっている。

 最上位モデルのVGC-RA71Pは、CPUにPentium 4 560(3.60GHz)、メモリ1GB、HDD 500GB(250GB×2 RAID 0)、ビデオカードにRADEON X600 XT、DVD+R DL対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSはWindows XP Professional(SP2)。

 IEEE 1394(4ピン/6ピン各×1)のほか、USB 2.0×7、Gigabit Ethernet、Type2 PCカードスロット×1、V.92モデムなどを搭載。また、メモリースティック(PRO)スロットや、CF Type IIスロット、xD-Picture Cardスロット、SDカード/MMCスロットも搭載する。

 ビデオ編集ソフト「Premiere Pro 1.5」を搭載し、HDVにも後日対応予定。ジョグコントローラも付属する。

 DVD作成ソフト「Click To DVD Ver.2.1」やDVDオーサリングソフト「DVDit 5」、「TMPGEnc DVD Author 1.6 for VAIO」、MPEGエンコーダ「TMPGEnc 3.0 Xpress for VAIO」、音楽録音編集ソフト「SonicStage Mastering Studio Ver.1.3」、ジュークボックスソフト「SonicStage Ver.2.1」、サウンド編集ソフト「DigiOnSound4 Professional for VAIO」、AVサーバー「VAIO Media Ver.3.1」などが収録される。

 VGC-RA61はメモリが512MB、HDDが250GB、OSがWindows XP Home Edition(SP2)となるほか、バンドルソフトが削減されている。Premiere Pro 1.5が省かれ、Premiere Standardに変更されているほか、「DigiOnSound4 Professional for VAIO」も省かれている。

 なお、デジタル放送録画非対応の廉価モデル「VGC-RA51」も用意される。店頭予想価格は本体のみの「VGC-RA51」が20万円前後、17型液晶とのセット「VGC-RA51PL7」が26万円前後の見込み。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2004/products_0913.html
□製品情報
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/VGC-RA71P/

(2004年9月13日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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