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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ソニーは、ATRAC3plus/ATRAC3/MP3の再生に対応した、アイワブランドのフラッシュメモリプレーヤーを12月1日に発売する。256MB容量の「XDM-S700」、128MB容量の「XDM-S500」と、Bluetooth対応で256MB容量の「XDM-S710BT」の3機種をラインナップ。さらにXDM-S500には、シルバーとブルー2色のカラーバリエーションが用意される。 価格は全機種オープンプライスで、市場推定価格はXDM-S700が23,000円前後、XDM-S500が2万円前後、XDM-S710BTが28,000円前後。
同社では1月に、「USBオーディオ」関連製品を積極展開するというアイワブランドの新戦略として、MP3プレーヤーを8製品発表(なお発表後に、1製品が発売中止、2製品が仕様変更の上で発売延期、さらに2製品が発売延期されている)。しかしソニー製品としては珍しく、MP3のみ対応でATRAC3は採用しておらず、その理由について、アイワビジネスセンター プレジデントの平内優氏は、「全てのユーザーが使えるスタンダードのため、MP3とUSBメモリを選択した。USBやMP3などスタンダードテクノロジーに従うことで、ソニーと違ったアイワの独自性が出る」と説明していた。 今回発表された、XDMシリーズは全モデルATRAC3plus、ATRAC3、MP3の3種類のフォーマットの再生に対応。さらにバンドルソフトも、独自の音楽転送用専用アプリケーション「Music Transfer」から、ソニーブランド製品と同じ「SonicStage Ver.2.1」に変更された。これにより、ATRAC3plus/ATRAC3に使い勝手は、ソニーブランド製品と同じになった。 また、MP3ファイルの転送方法も変更され、XDMの内蔵メモリに「MP3 File Manager」を内蔵。なお、MP3 File Managerは、ソニーの欧州法人が10月25日に発表したネットワークウォークマン2機種で採用されている。PCと接続すると、PC上でアプリケーションが起動してMP3 File Managerのウィンドウが表示され、そこにMP3ファイルをドラッグ&ドロップすることで転送を行なう。 なお、一度転送したMP3ファイルをパソコンに戻すことができず、専用ドライバのインストールが必要。専用ドライバは、SonicStage Ver2.1をインストールすると自動的にインストールされる。 PCとの接続は、USB 1.1で行なう。電源には単3電池1本を使用。アルカリ電池使用してATRAC3 66kbps再生時で、最長約100時間(ATRAC3plus 48kbps:約90時間、MP3 128kbps:約80時間、FM受信:約40時間)の連続再生が可能となっている。3機種とも基本デザインや外形寸法、重量は同じ。本体ボディにはアルミニウムを採用し、外形寸法は約88.6×24.6×24.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約37g(電池込みで約60g)となっている。 実用最大出力は5mW+5mW。操作系にはシャトルスイッチを採用しており、選曲や音量調節などを操作可能。日本語表示も可能な液晶を装備しており、曲名などを表示できる。そのほかにも高音と低音を各々-4~+3のレベルで調整できる(2パターン)まで登録できる「デジタルサウンドプリセット」や、シャッフル再生、A-Bリピート再生、センテンスリピート機能なども搭載している。 XDM-S700とXDM-S500には、30局をプリセットできるFMチューナ(TV1~3ch)を内蔵。XDM-S710BTはFMチューナを省いて、「Bluetoothハンズフリープロファイル/ヘッドセットプロファイル」に対応している。これにより、Bluetooth対応の携帯電話と無線接続することができ、音楽を聞いているときに携帯電話が着信するとそのまま、プレーヤーに接続したヘッドフォンと内蔵マイクを通じて、ハンズフリーで通話が可能となっている。 全モデルにヘッドフォンや、専用USBケーブル、キャリングケース、キャリングケース用ストラップ、ネックストラップ、ヘッドフォン延長コードなどが付属する。
□ソニーのホームページ (2004年11月11日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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