◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
マランツ、B&Wのシアター用スピーカー9モデルを発表
-自動音場補正機能搭載のサブウーファなど


フロント/リアに800D、センターにHTM2D、サブウーファにASW875を採用したシアターシステムの例

2005年2月より順次発売

標準価格(1本):17万3,250円~115万5,000円

連絡先:お客様ご相談センター
     Tel.03-3719-3481


 日本マランツ株式会社は、B&W(Bowers & Wilkins)の新スピーカーラインナップとして、センタースピーカー4機種、サブーファ3機種、リアスピーカー2機種の計9モデルを2005年月から順次発売する。各モデルの型番、仕様、価格、発売時期は下表の通り。なお、いずれのモデルもチェリー、ローズナット、ブラックアッシュの仕上げを選択できる。

仕様 仕様 型番 価格 発売時期
センタースピーカー 3ウェイ5スピーカーシステム
ダイヤモンドドームツイータ採用
HTM1D 115万5,000円(1本) 2005年2月
3ウェイ4スピーカーシステム
ダイヤモンドドームツイータ採用
HTM2D 57万7,500円(1本) 2005年2月
3ウェイ4スピーカーシステム
アルミニウムドームツイータ採用
HTM3S 36万7,500円(1本) 2005年2月
2ウェイ2スピーカーシステム
アルミニウムドームツイータ採用
HTM4S 21万円(1本) 2005年4月
アクティブサブウーファ 自動音場補正ユニット付属 ASW875 60万9,000円(1本) 2005年4月
自動音場補正ユニット付属 ASW865 44万1,000円(1本) 2005年3月
ASW825 36万7,500円(1本) 2005年2月
リアスピーカー
モノポール/ダイポール切り替え型
アルミニウムドームツイータ採用
DS8S 29万4,000円(1本) 2005年2月
2ウェイ2スピーカーシステム
アルミニウムドームツイータ採用
SCMS 17万3,250円(1本) 2005年2月


■HTM1D

HTM1D

 最上位モデルの「HTM1D」は、同日に発表されたNautilus(ノーチラス)800シリーズの「800D」と同じ、ダイヤモンドドームツイータを採用したセンタースピーカー。音色が共通する800D/801D/802D/803Dなどとの組み合わせを想定している。

 ツイータの振動板に採用された人工ダイヤモンドは、従来から使用されているアルミに加え、チタンやベリリウムなどより剛性が高く、かつ軽量という特徴を持つ。このため、歪みが発生しにくく、レスポンスの良い再生音を実現したという。

 ウーファユニットを3基搭載した3ウェイ、5スピーカーシステムとなっており、ダイヤモンドドーム・ツイータの口径は25mm。ミッドレンジにはウォーブン・ケブラーコーンユニットを採用。口径は150mm。

 ウーファユニットには発泡樹脂をカーボンファイバーで挟んだ「ロハセル」という素材を採用。従来のペーパーケブラーの3倍の強度を持ち、正確な低域再生を実現するという。さらに、エンクロージャ内に発生する不用音がユニットを通して外部に漏れ出すのを抑える特性にも優れるとしている。口径は200mm。

 エンクロージャはバスレフ型。再生周波数帯域は32Hz~33kHz(-6dB)。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は350Hz、4kHz。外形寸法は947×580×585mm(幅×奥行き×高さ)、重量は93kg。


■HTM2D

HTM2D

 HTM2DはHTM1Dと同じく、ダイヤモンドームツイータ、ロハセルコーン・ウーファ、ウォーブン・ケブラーコーンミッドレンジを採用したセンタースピーカー。3ウェイ、4スピーカーシステムとなっており、ツイータは25mm径、ミッドレンジは150mm径、ウーファは180mm径。

 エンクロージャはバスレフで、再生周波数帯域は35Hz~33kHz(-6dB)。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は350Hz、4kHz。外形寸法は841×387×329mm(幅×奥行き×高さ)、重量は31kg。


■HTM3S/4S

 HTM3Sは、アルミニウムドームツイータを採用したモデル。そのほかのユニットは上位モデルと同じで、ウォーブン・ケブラーコーンミッドレンジ、ロハセルコーン・ウーファを採用。口径はツイータが25mm径、ミッドレンジが150mm径、ウーファが165mm径。

 エンクロージャは密閉型で、再生周波数帯域は35Hz~50kHz(-6dB)。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は350Hz、4kHz。外形寸法は783×316×320mm(幅×奥行き×高さ)、重量は28kg。

 HTM4Sは、25mm径のアルミニウムドーム・ツイータと165mm径ウォーブン・ケブラーコーンミッドレンジを採用した2ウェイ、2スピーカーシステム。エンクロージャはバスレフで、再生周波数帯域は42Hz~50kHz。インピーダンスは8Ω。外形寸法は486×287×279mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.5kg。

HTM3S HTM4S



■サブウーファ

 ASW875/865/825の3モデルを用意。875と865には「プログラマブル・デジタル・ルームコレクション機能」と呼ばれる、自動音場補正機能を搭載。ウーファ本体とは別に、DSPユニットを付属しており、付属のマイクで室内の音場情報を収集、判断し、補正するという。

ASW875 ASW865 別筐体の自動音場補正用DSPユニットとマイクを同梱する

ASW825

 ウーファユニットにはロハセルコーン・ユニットを採用。口径は875が380mm、865と825が300mmとなっている。再生周波数帯域は、875が14Hz~40/140Hz可変(-6dB)、865と825が15Hz~40/140Hz可変(-6dB)。

 アンプ部にはいずれもDクラスアンプを採用し、出力も1,000Wで共通。875と865は入力端子としてライン、XLR、SPDIFなどを装備。825はライン入力のみ備えている。インピーダンスは全モデル33kΩ。S/N比は90dB。

 エンクロージャはいずれも密閉型。外形寸法と重量は、825が476×351×529mm(幅×奥行き×高さ)、35kg。865が476×351×529mm(同)、37kg。875が562×522×529mm(同)、47kg。


■リアスピーカー

DS8S

 DS8Sは、モノポール/ダイポール動作が切り替えられるリアチャンネル用スピーカー。2種類の2ウェイを内蔵したバスレフで、165mm径のウォーブン・ケブラーコーンのミッド/ウーファユニットを1基、100mm径のミッド/ハイユニットを2基、35mm径のアルミニウムドーム・ツイータを3基の計6個のユニットを搭載している。

 モノポール・モード時の再生周波数帯域は45Hz~50kHz、ダイポール・モード時は45Hz~18kHz。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数はモノポール時が4kHz、ダイポール時が250Hz、4kHz。エンクロージャは密閉型で、外形寸法は622×205×360mm(幅×奥行き×高さ)。重量が15kg。

SCMS

 SCMSは、2ウェイ、2スピーカーを採用した壁掛け専用のリアスピーカー。エンクロージャはバスレフで、ポートが本体下部に開いているため、床やスタンドに直置きはできない。ユニットは25mm径のアルミニウムドームツイータ、165mm径のウォーブン・ケブラーコーンウーファを搭載。

 再生周波数帯域は48Hz~50kHz(-6dB)、クロスオーバー周波数は4kHz。インピーダンスは8Ω。外形寸法は373×219×399mm(同)、重量は8.5kg。

□日本マランツのホームページ
http://www.marantz.jp/
□B&Wの製品情報
http://www.marantz.jp/bw-speakers/index.html
□関連記事
【12月6日】マランツ、B&Wの「ノーチラス800」シリーズを一新
-ツイータにダイヤモンドを採用、計7モデルを発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041206/marantz1.htm
【2003年9月10日】マランツ、B&Wの新シリーズ「700」スピーカー7機種
-トールボーイ、ブックシェルフ、センター、サラウンド用など
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030910/marantz4.htm

(2004年12月6日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.