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セイコーエプソン株式会社は10日午前11時に、東京・青山の表参道に直営店「VISION in Aoyama」をオープンした。店内にはプリンタやPCに加え、エプソンダイレクトが販売している、液晶リアプロジェクションテレビ「LIVINGSTATION」なども展示されている。
場所は、現在駐車場となっている紀伊國屋が出店していたエリアの一角で、青山通りと骨董通りの交差点という好立地に位置している。
店内には、8畳間の広さにソファなどを置き、実際のリビングの様子を再現したLIVINGSTATIONのコーナーや、6畳間の広さで30代などの若者向けのイメージを演出したプロジェクタの展示コーナー、プリンタコーナー、PC製品群などを展示するコーナーが設けられ、同社社員による詳しい説明を受けたり、実際に製品を体験することなどができる。
セイコーエプソンのブランド戦略室・山本宏紀部長は、「青山という立地で、コーポレートショールームとしての役割と同時に、販売の役割も担う拠点。エプソンの最新製品を見て、触って、体験してもらえる場所にしていきたい」と今回の出店の狙いを語る。 同社は、2004年に投入したLIVINGSTATIONの体験イベントを全国各地で開催したが、その際に「一度見ていただいただけでは、なかなか製品のコンセプトや良さが伝わりにくい。常設して、ゆっくりと体感してもらえるスペースが必要だと感じた。また、イベント会場や、これまで展開したショールームのように、2時間じっくりと説明を聞いても、その場で買えないことにお客様の不満があったようだ。そこでショールームだけでなく、販売店としての機能を加えた」と話す。 だが、販売機能に関しては、運営母体がセイコーエプソンであり、エプソン販売や、エプソンダイレクトといった販売機能を持つ関連会社が支援する体制に留まっていること、同店では具体的な販売目標を持たないこと、実際にはエプソンダイレクトの機能を活用して、後日配送される仕組みを採用していることから、販売は付加的要素の方が強いといえる。 「直営店という強みを生かして、発表前のコンセプトモデルを展示して、事前の反応を調査したり、顧客の要求を吸い上げて、製品開発に生かすといった活用を目指したい」(山本部長)とのこと。
同店は、紀伊國屋と契約している今年7月で一度閉店することになるが、「すでに、次の移転先を都内に探しており、継続的に展開することになる。また、首都圏だけでなく、3大都市などの主要地域に展開することも検討している」という。住所は東京都港区北青山3-1-7。営業時間は午前11時から午後8時まで。
□セイコーエプソンのホームページ
(2005年2月10日) [Reported by 大河原克行]
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