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DivXNetworksは現地時間の9日、Fraunhofer IISとThomsonの2社と、MP3フォーマットに関する特許とソフトウェアについてライセンス契約を締結したと発表した。これによりDivXNetworksは、同社が関係するソフトウェアや家電などでMP3フォーマットをサポートできるようになるほか、DivXフォーマットに5.1chサラウンド再生が可能なMP3フォーマット「MP3 Surround」を利用できるようになる。 ソフトウェアライセンス契約を結んだのは、MP3フォーマットの開発元であるFraunhofer IISと、共同開発元であり、MP3の特許とソフトウェアの代理人を務めるThomsonの2社。 MP3 Surroundは、MP3をベースに5.1chなどのマルチチャンネル再生に対応したオーディオフォーマットで、従来のサラウンドフォーマットに比べ大幅に小さいファイルサイズに圧縮できるほか、既存のMP3ソフトやハードウェアと下位互換性を保っているという特徴がある。 今回の契約についてDivXNetworksのCEO Jordan Greenhall氏は「DivXフォーマットにMP3 Surroundフォーマットが加わることにより、家庭内ネットワークを使ったコンシューマ体験はより良いものになる。インターネットから有料配信された音楽データを、セキュアにリビングルームへ配信する手助けにもなるだろう」と語っている。
□DivXNetworksのホームページ
(2005年3月10日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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