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カノープス株式会社は、テレビキャプチャカード「MTVX2005HF」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23,800円前後の見込み。対応OSはWindows XP。製品名にちなんで、2,005台の限定販売となっている。 2004年8月に発売した「MTVX2004HF」の後継モデル。ハードウェアの仕様は前バージョンと同じ。新しくなった点は、バンドルソフトが最新版の「FEATHER2005 V2」になったことのみ。 ソニー製のスプリットキャリアチューナを搭載し、3D Y/C分離と3DNRを同時に適用可能な「W3Dモード」を搭載。NEC製ゴーストリデューサや、ラインタイムベースコレクタやフレームシンクロナイザも備えている。 地上アナログ放送に加え、デジタルチューナからの外部入力でコピーワンス番組の録画も行なえる。なお、録画したコピーワンス番組は、編集や他形式への変換はできず、バックアップのみ可能。再生も、録画に使用したMTVXのハードウェアID認証を行ないながら、FEATHERからのみ行なえる。
FEATHER2005 V2の従来からの変更点は、ハードウェアオーバーレイで2画面表示が可能になったこと。さらに、録画したコンテンツの再生中に、ユーザーが行なう早送りや巻き戻しの動作を記憶し、CMなど、不要と判断した部分をチェック。再度再生する際はその部分を自動でカットしてくれるという「スキップポイント」機能を搭載した。
同ポイントはDVDオーサリング機能へ受け渡すことができ、不要部分をカットした状態でDVDへ書き込むことができる。また、別売の編集ソフト「超編」に受け渡すことも可能。なお、FEATHER2005 V2でフレーム単位の細かい編集も行なえる。 また、別売のプラグインを導入することで、CM自動検出機能、EPG拡張機能、CDDB対応機能の追加が可能。EPG拡張機能は、テレビの視聴中やコンテンツの再生中などに、EPG画面を開かずに、番組名などのEPGデータを呼び出せる機能。CDDBは、音楽CDをリッピングした際に利用できる。プラグインの価格は各1,050円で、5月上旬よりダウンロード販売される
ほかにも、音楽再生モードでAACフォーマットに対応。静止画モードでは印刷機能が追加され、ネットワークモードではクライアント側から手動録画が行なえるようになった。なお、プラグイン以外の主な新機能は旧バージョンのユーザーにも無償アップデートで提供される予定。 エンコーダはPhilips製。録画解像度は720×480/480×480/352×480/352×240ドット、ビットレートは最高15Mbps(Iフレームは25Mbps)をサポートする。 ビデオ入力端子は7ピンDINコネクタを2系統装備し、入力1はS映像とコンポジット(変換ケーブル使用)、コンポーネント(専用ケーブル利用)に対応。入力2はS映像とコンポジット入力(変換ケーブル使用)をサポートする。音声入力×2と音声出力×1も備えている。
□カノープスのホームページ
(2005年4月6日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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