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株式会社東芝は、2005年内の発売を予定しているHD DVDプレーヤーで、Intelの家電向けプラットフォーム「Intel 854」を採用することを明らかにした。 東芝では、Intel 854プラットフォームをベースにHD DVDプレーヤーを設計。「HD DVDプレーヤーでの実装を予定しているインタラクティブ機能やゲーム機能などの実現に適したプラットフォームとして採用を決定した」としている。なお、HD DVD再生の要となるデコーダチップには、自社製LSIを採用する予定。 年内発売を予定しているHD DVDプレーヤーでは、Ethernetを搭載予定とアナウンスしており、1月に開催されたCESではネットを介した双方向機能や動画付きのオーディオコメンタリ、ゲーム機能などのデモも行なわれていた。こうした付加機能の実現にIntelプラットフォームが活用される見込みだ。
なお、Intel 854の採用が決まっているのはHD DVDプレーヤーのみで、その後に発売を予定しているHD DVDレコーダなどについては未定。
Intel 854は、Intel Architecture(IA)をベースとした家電向けプラットフォーム。同名のチップセットを搭載し、CPUはFSB 400MHzのCeleron Mに対応。超低電圧版Celeron M 600MHzと組み合わせることで、ファンレスでのシステム構築が可能という。 メモリはDDR333に対応し、最大2GBまで搭載可能。インターフェイスには、Ethernet、USB 2.0×6、Ultra ATA/100×2を装備。また、PCとデジタル家電の相互接続規格「DLNA」のガイドラインに沿った設計が容易に行なえる。 東芝のほか、Eriya、Gigabyte、Handan BroadInfoCom、Hopen、Media Excel、Neusoft、Oregan Networks、Samsung、Tatung、Thomsonなどが協力メーカーとして挙げられている。 □東芝のホームページ (2005年4月12日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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