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キヤノン株式会社は、薄型テレビのコアデバイスの自社開発に向けて、LCOSを採用したリアプロジェクションテレビや、テレビ用の高画質化エンジンの開発を進めていることを明らかにした。 同社では、2006年春にSEDテレビの発売を計画しているが、当初は東芝からのOEM供給を受ける予定。しかし、段階的に内製率を高めていき、2~3年後にはコアとなる映像エンジンも自社で内製する。 あわせて反射型液晶パネルのLCOS(Liquid Crystal On Silicon)の開発も進めており、LCOS搭載のリアプロジェクションテレビについても計画しているという。ただし、現在のところ具体的な製品化の予定などは決定していない。 同社では、「基本方針として、製品のキーデバイスの内製化を進めており、その一環として映像エンジンやLCOSについても検討、開発を進めている」という。同社のデータプロジェクタの「SX50」では、ビクター製のLCOSを採用していたが、「他社との協力も含めて、開発研究している。LCOSリアプロジェクションテレビについては、主に60型以上の業務用の大型ディスプレイを想定して検討を進めている」としている。 □キヤノンのホームページ (2005年6月10日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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