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カノープス株式会社は、HD対応のビデオ編集ソフト「EDIUS Pro 3」の低価格、コンシューマ向けバージョンとして、「EDIUS 3 for HDV」を7月7日に発売する。価格は31,290円。対応OSはWindows XP。 EDIUS Pro 3(73,290円)からハードウェア対応機能などを省き、低価格化を実現したソフト。HDV形式の1080i映像の編集が可能で、同日発売となる、ソニーの民生用HDVカメラ「HDR-HC1」で撮影した動画も編集できる。 HDV映像は、編集に適したフォーマットとして、独自の「Canopus HQ Codec」に変換しながらキャプチャする。なお、リアルタイム変換にはPentium D、もしくはXeon 2.8GHz×2以上、メモリ1GB以上が推奨されており、満たない場合はHDV形式のままキャプチャ。その後、HDD上でHQ AVI形式に変換し、編集することになる。 なお、上位モデルとなる「EDIUS Pro 3」との機能差は下表の通り。対応ハードウェアとしてPro版はVELXUS/DVStorm/DVRaptorシリーズをサポートしているが、EDIUS 3 for HDVはIEEE 1394入力のみサポートとなる。
HDV形式以外の編集も可能で、HDV、DV、MPEGフォーマットの映像を同一タイムライン上で編集できる。また、モーションブラーやオールドムービー、クロマキー、ルミナンスキー、ピクチャー・イン・ピクチャーなどのビデオフィルタも利用可能。静止画の読み込みもサポートしている。 また、タイトル文字の入力や、トランジション効果も利用可能。音声も波形表示し、編集でき、ノイズを除去/軽減する「Sound Soap 2 VST Plugin」(英語版)も付属している。
完成した映像は「ProCoder Express」でHDV形式に変換し、「TS Writer」を使ってHDVカメラの中のDVテープに書き戻しが可能。さらに、DVDビデオ作成機能も備えており、ソースの解像度を活かし、SDでも高画質なDVDビデオが作成できるという。また、ファイルとしてQuickTime、RealVideo9、WMV、MPEG-1/2/4、3GPP形式などでも書き出せる。
□カノープスのホームページ
(2005年6月20日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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