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任天堂株式会社は、ゲームボーイミクロ(9月13日発売/12,000円)、ゲームボーイアドバンスSP、ニンテンドーDS用のMPEG-4/MP3対応ポータブルSDカードAVプレーヤー「プレイやん」の新モデルとして、「PLAY-YAN micro」を9月13日に発売する。直販サイトやそのほかの通販サイトでのオンライン限定販売となっており、本体のみが5,000円。動画作成用の松下製ソフト「MediaStage Ver.4.2 for Nintendo」をセットにしたモデルが6,000円。
なお、これに伴い従来のプレイやん(単品5,000円/セット6,000円)の販売は9月11日で終了。今後はPLAY-YAN microに一本化される。なお、プレイやんはゲームボーイミクロでも利用可能。販売形態は、プレイやんでは任天堂とカノープスのWebでのみ取り扱っていたが、PLAY-YAN microからはそのほかのネット通販サイトで販売する。ただし、店舗での販売は予定していない。 PLAY-YAN microは、SDメモリーカードスロットを備えたMPEG-4/MP3プレーヤー。ゲーム用カートリッジに似た筐体を採用しており、動画や音楽ファイルを記録したSDカードをPLAY-YAN microに入れて、ゲームボーイミクロ/アドバンスSP、ニンテンドーDSのスロットに装着して再生する。 外形寸法は58.5×43.4×11mm(幅×奥行き×高さ)、重量は16gで、プレイやんと同じ。外観もロゴマークなどを除いて共通している。最大の違いは、ハードウェアレベルでMPEG-4(MP4ファイルフォーマット)の再生に対応したこと。 プレイやんでは、ハードウェアレベルで対応する動画フォーマットはMPEG-4(ASF)のみで、MPEG-4(MP4)を再生するためには7月11日に公開した機能追加ソフト(MP4再生用ソフト)をSDカード上に記録しておく必要があった。しかし、PLAY-YAN microは別途プログラムの追加無しで、ハードウェアレベルでMP4の再生が行なえる。
再生可能なファイルの仕様は、ソフトを追加した際のプレイやんと同じ。
音楽形式はプレイやんと同じで、MP3フォーマットに対応。ビットレートは32、40、48、56、64、80、96、112、128、160、192、224、256、320kbpsのCBR、VBR、ABRをサポート。サンプリング周波数は32、44.1、48kHzに対応。さらにID3タグもバージョン2までサポートする。
また、GUIが変更された。プレイやんではコミカルなものだったが、PLAY-YAN microではグリーンを基調としたクールなものになっている。また、プレイやんでは同社のWebサイトから12種類のミニゲームをダウンロードし、プレイすることができたが、PLAY-YAN microではミニゲームには対応していない。
セットモデルに付属する動画作成用ソフトは「MediaStage Ver.4.2 for Nintendo」で以前と同じだが、CD-ROMが8cmディスクから12cmに変更されている。
連続使用時間にも違いはなく、ゲームボーイミクロで仕様した場合、動画で約3時間、音楽で約10時間。ゲームボーイアドバンスSPでは動画で約4時間、音声で約16時間。ニンテンドーDSでは動画で約5時間、音声で約20時間となっている。
□任天堂のホームページ
(2005年8月22日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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