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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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任天堂株式会社は、ゲームボーイアドバンスSP用MPEG-4/MP3対応ポータブルSDカードAVプレーヤー「プレイやん(仮称)」を同社のサイトで販売する。2005年1月中旬より予約を受け付けを開始し、2月中旬より出荷される予定。価格は未定だが、5,000円程度になる見込み。なお、Web限定販売となり、店頭での販売は予定されていない。 ゲームボーイアドバンスには非対応、ニンテンドーDSではゲームボーイアドバンスモードでの対応となり、液晶画面全体に表示することはできない。 なお、製品の詳細については「1月中旬の予約受け付け開始時に公開する」(同社)としている。また、16日から東京・有明の「パナソニックセンター東京」内の「ニンテンドーゲームフロント」で実機が展示される。同社では今回の販売形態について、「商品の特性上、細かい商品説明ができるネット販売にまずは限定して行なうことにした」と説明している。 任天堂株式会社 開発技術本部 開発技術部 松灘琢磨氏は、プレイやんの開発背景について、「開発担当者の間で、今年はオリンピックの年だから、昨日の深夜に撮っておいた放送を翌日見られたらいいだろうなあという話があったのがきっかけ」と説明。また、「任天堂はゲームを楽しんでいただく上でコストが上がったり、複雑な手順が必要になるようなことはしませんが、様々な分野への応用の可能性をいつも積極的に研究・開発してい ます」とゲームだけに特化した会社ではないことを強調した。
プレイやんは、SDメモリーカードスロットを備えたMPEG-4/MP3プレーヤー。SDカードをプレイやんに入れて、ゲームボーイアドバンスSPのスロットに装着して使用する。
転送ソフトなどは用意されず、PCでSDカードにMPEG-4やMP3ファイルを転送すれば、そのまま再生できる。デコーダには、Broadcom(Alphamosaic)の「VC01PXX-ES2」を採用。動画はASF形式のMPEG-4が再生可能で、最大解像度はCIF(352×288ドット)、ビットレートは最大1.5Mbpsに対応する。256MBで2時間収録するモードも用意される。なお、動画再生時の音声はモノラルとなっている。 また、SD-Video形式をサポートし、松下のハイブリッドレコーダ「DMR-E500H」、「DMR-E200H」、「DMR-E100H」などでSDメモリーカードに録画した動画を再生することもできる。ただし、エクストラファインモード(320×240ドット/30fps)には非対応。なお、通常の320×240ドット/30fpsのASF形式のファイルであれば再生可能としている。
そのほかにも、松下の映像/音声ソフト「MediaStage」をプリインストールされたパソコンで作成した動画ファイルも再生できる。
動画はサブフォルダにあるファイルも、サムネイル一覧で表示。一覧でカーソルを合わせると、サムネイルで動画再生され内容が確認できるようになっている。早送り、巻き戻しには十字キーの左右で対応しており、押しっぱなしにしていると速度が上がる形式。[L]、[R]ボタンで4段階で明るさも調整できる。
MP3はVBRに対応し、ビットレートは32~320kbpsをサポート。フォルダ構成にも対応している。また、日本語表示も可能で、ID3タグの曲名や、アーティスト名の表示が行なえる。早送り/巻き戻しに対応しているが、再生モードなどにつていはまだ未定で、シャッフル再生などについても対応を検討したいという。なお、MP3再生時には画面表示を消すこともでき、再生時間を延長することが可能。
バッテリ駆動時間は動画再生4時間、音楽再生は液晶OFFで15時間、液晶表示時で8時間。MPEG-4/MP3とも再生中にサスペンドし、中断した場所からレジューム再生することができる。 ※ 写真は全て試作品のため、デザインなどは製品版では変更される
□任天堂のホームページ (2004年12月15日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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