|
株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズは2日、AV用途に対応する1インチHDD「Microdrive 3K8」、1.8インチHDD「Travelstar C4K60 Slim」を発表した。両モデルは1月に「Mikey」(マイキー)、「Slim」(スリム)の愛称で発表されたHDDの製品版。 サンプル出荷は既に開始しており、量産出荷はMicrodrive 3K8のパラレルATAモデルが10月、CE-ATA/ATA on MMCモデルが12月の予定。Travelstar C4K60 Slimは、1プラッタモデルが9月下旬、2プラッタモデルが2006年第1四半期となっている。 Microdrive 3K8は、オーディオ/ビデオ機器や多機能携帯電話向けの6/8GBの1インチHDD。従来モデルの「Microdrive 3K6」に比べ約20%の小型化と約40%の低消費電力化を行なった。 従来のIDEなどよりピン数が少なく、電力効率やコスト効率などを向上させるという携帯機器向けインターフェイス「CE-ATA」搭載モデルも用意。情報家電用の内蔵HDDとしては初の採用となる。 また、落下した場合にセンサーにより磁気ヘッドを待避させる技術「Extra Sensory Protection」をオプションで追加可能。耐衝撃性は動作時400G、非動作時2,000Gとなる。磁気ヘッドには、耐衝撃性を約25%の向上させるフェムトスライダを搭載する。 ディスク回転数は3,600rpm、平均シークタイムは12ms、バッファ容量は128KB。外形寸法は30×40×5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13g。 Travelstar C4K60 Slimは、容量60/40/30/20GBの1.8インチHDD。従来モデルより約30%薄型化し、5mm厚の1プラッタで30GBの容量を実現した。 Microdrive 3K8と同じく磁気ヘッドにフェムトスライダを採用し、従来モデルに比べ動作時の耐衝撃性を約20%向上させ、消費電力も低減した。インターフェイスはATA-7。 ディスク回転数は4,200rpm、平均シークタイムは15ms、バッファ容量は2MB。外形寸法は、2プラッタモデルが54×71×8mm(幅×奥行き×高さ)、1プラッタモデルが54×71×5mm(同)。重量は57g(60/40GB)、46g(30/20GB)。 □日立GSTのホームページ (2005年9月2日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|