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IFA 2005では国内AVメーカーが、日本に先駆け今秋の新製品を発表している。ヤマハ、パイオニア、オンキヨーの新製品を紹介する。
■ ヤマハはサウンドプロジェクタの新製品を発表
ヤマハは、壁や天井に音を反射させる5.1chシステム「デジタル・サウンド・プロジェクター」の新製品として「YSP-1000」と「YSP-800」の2モデルを発表した。価格はYSP-1000が1,079ユーロ、YSP-800が739ユーロ。 ともに薄型テレビ薄型テレビの下部などにフィットするコンパクトな一体型筐体から、音の反射を利用して5.1chサラウンドを実現する。YSP-1000は42型の薄型テレビに合わせたサイズ、YSP-800は32型に合わせたサイズのシアターサラウンドユニットとなる。
YSP-1000では、120Wデジタルアンプと40個の小型フルレンジスピーカーユニット、2個のウーファユニットを内蔵。YSP-800では、82Wデジタルアンプと21個のスピーカーユニット、2つのウーファを内蔵する。各ユニットの音波を内蔵DSPで制御し、指向性の高い音をビーム状に放出。部屋の壁や天井などに反射させて5.1chサラウンドを実現する。 従来モデル「YSP-1」からの最大の変更点は自動音場補正機能のYPAOを搭載し、セットアップをより簡単にしたこと。また、ドルビーデジタルやDTSに加え、ドルビープロロジック IIやDTS Neo:6のデコーダも搭載する。 ミドルレンジクラスのAVアンプも2モデルが発表された。最大出力190W×7chの「RX-V2600」と最大出力180W×7chの「RX-V1600」が用意され、価格はRX-V2600が1,349ユーロ、RX-V1600が1,099ユーロ。 日本で発売している「DSP-AX4600(欧州ではRX-V4600)」の下位モデルとなる製品で、DSP-AX4600と共通イメージの曲面を活かしたフロントパネルを採用。最大出力のほか、V2600ではサラウンドプログラムなどを強化。ともに映像/音声伝送に対応した2系統のHDMI入力、1系統のHDMI出力を備えているが、V2600のみ1080iのスケーリング出力機能を備えている。
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■ パイオニアは「EXシリーズ」をお披露目
パイオニアは2日に発表した高級スピーカー「EXシリーズ」の視聴スペースなどを設け、「S-1EX」、「S-2EX」の実力をアピール。視聴用の機材には8月に発表した、ユニバーサルプレーヤー「DV-AX5AVi(欧州名はDV-989AVi)」と、AVアンプ「VSX-AX4AVi」を利用していた。 プラズマテレビのPureVisionや、ヨーロピアンデザインのスピーカー「ユーロシリーズ」などの体験スペースも設けられているが、その多くでAVS-AX4AViが利用されている。。
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■ オンキヨーはAVアンプなどの新製品を展示
オンキヨーは、ミニコンポでのiPod対応を大々的にアピールしているほか、AVアンプやユニバーサルプレーヤー、プリメインアンプなどを出展。 「TX-SR803E」は、THX Select 2に準拠したAVアンプで2系統のHDMI入力と、1系統のHDMI出力を装備。価格は1,299ユーロ。また、「DV-SP503」は、DVDビデオ/DVDオーディオ/SACDに対応したユニバーサルプレーヤー。音楽CDやMP3/WMAを記録したCDに加え、DivXの再生にも対応する。ビデオDACは12bit/108MHz。価格は399ユーロ。 プリメインアンプやCDプレーヤーの新製品も展示。「A-9555」はステレオプリメインアンプ。同社のiPodアダプタ「DS-A1」を利用してiPodからの音楽再生も可能となる。価格は699ユーロ。「DX-7555」はVLSCを搭載したCDプレーヤー。価格は599ユーロ。
□関連記事 □IFA 2005ベルリンショーのホームページ (2005年9月5日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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