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松下電器産業株式会社は20日、兵庫県尼崎市に建設した松下プラズマディスプレイ第3工場の稼動を9月16日より開始したと発表した。当初計画より2カ月前倒ししての稼動となる。 第3工場は、第一期として月産12万5千台でスタートし、国内第1、第2工場(大阪府茨木市)、上海工場と合わせて月産29万5千台、年換算354万台の生産体制を築く。第3工場のフル稼働(月産25万台)となる2006年度には、年換算で500万台に強化し、引き続き薄型ディスプレイ市場で世界最大の生産能力を目指すという。 同社では、PDPの世界需要を2007年度に1,200万台、2008年度には1,500万台を超えると予測。大画面サイズからスタートしたPDPは、大型化に向けた将来性から、民生用以外に商業/文教/医療などの表示ディスプレイとしての需要も急激に拡大しているという。 今後も次世代のプロセス技術や生産方式の導入で効率化、高品質化を図りながら、多面取り方式により供給を強化。最大のボリュームゾーンである42型を中心に、4工場のトータルオペレーションで市場と呼応した供給体制を構築するとしている。 □松下電器産業のホームページ (2005年9月20日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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