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三洋、有機EL事業から撤退。製造合弁会社は解散
-Kodakは有機ELのライセンスなどを継続


1月31日発表


 三洋電機株式会社は31日、有機EL事業からの撤退を発表した。有機EL事業の撤退にあわせて、有機ELディスプレイの製造販売を担当する株式会社エスケイ・ディスプレイも解散する。

ハイビジョン対応Xacti「DMX-HD1」に搭載した2.2型有機ELディスプレイ「プラチナビジョン」

 同社では撤退の理由について、「当社の強みを生かしたコア事業へより一層の集中を推進するため」としている。また、コダックとの合弁会社の有機EL製造/販売会社、株式会社エスケイ・ディスプレイについては、コダックが三洋に全株式を譲渡。合弁を解消し、清算する。

 なお、コダックは今後、材料や同社の持つ要素技術などのライセンスを中心に、他メーカーとの協力によるパネル設計/生産を含め、有機EL事業を継続していく。

 有機ELについては、12月にパイオニアもアクティブマトリクス型の有機ELディスプレイの量産中止を発表。東北パイオニアによる合弁事業エルディス株式会社も解散している。

【訂正】
記事初出時に、「コダックが有機ELディスプレイ製造から撤退」としておりましたが、「今後も他メーカーとの協力によるパネルの設計/生産などを含め事業を継続していく」に訂正致しました。(1月31日)


□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0601news-j/0131-2.html
□Eastman Kodakのホームページ
http://www.kodak.com/
□コダックのホームページ
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/index.shtml
□ニュースリリース
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/0106/ge310106.shtml
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(2006年1月31日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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