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株式会社東芝は、160GB HDD搭載の液晶テレビ「REGZA H1000シリーズ」を5月上旬より発売する。42/37/32型の3モデルが用意され、価格は全てオープンプライス。 店頭予想価格は42型の「42H1000」が50万円前後、37型の「37H1000」が41万円前後、32型の「32H1000」が30万円前後の見込み。
160GB HDDを内蔵した液晶テレビ。従来の「ちょっとタイムface(LH100)」と同様に160GB HDDを搭載しながら、本体のスリム化やデザイン変更などを行なった。さらに、映像エンジンに独自の「メタブレイン・プロ」を内蔵し、上位モデルのZ1000シリーズと同等の映像処理を行なうなど、大幅な高画質化を図っている。 液晶パネルはIPS方式で、パネル解像度は1,366×768ドット。チューナは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログに対応。地上デジタル/アナログはダブルチューナ構成で、地上デジタル放送の録画中に他チャンネルに切替可能となった。ただし、2番組の同時録画はできない。 HDD容量はLH100と同じ160GBで、デジタル放送をMPEG-2 TSでそのまま録画できるほか、SD解像度へのダウンコンバートにも対応。デジタル放送のEPG録画のほか、アナログ放送についてはインターネット経由で番組表を取得する「iNET」、放送波から取得する「ADAMS」の双方に対応し、EPG予約が可能となっている。
録画機能の最大の特徴は新たに「簡単連ドラ予約」機能を搭載したこと。これは、放送中のドラマや録画したドラマを再生している時に、リモコンの「連ドラ予約」ボタンを押すだけで、次回以降の放送を自動的に録画するというもの。 ナイター延長や、ドラマ最終回などの拡大放送も、EPG情報を確認して自動的に追従録画が行なえる。 リモコンのボタンを押すだけで、録画を開始して急な来客時などにも番組を見逃さない「ちょっとタイム」機能も起動時間を従来の約7秒から約2秒強まで短縮したほか、1.3倍速の早見早聞再生が追加された。任意のニュース番組を自動的に録画予約できる「今すぐニュース」機能でも早見が可能となった。 なお、録画した番組は、手動で保護を選択しない限りはHDD容量がいっぱいになると自動的に削除される。また、i.LINK出力を備えていないため、ムーブなどは行なえない。
HDDユニットもH100ではi.LINK接続としていたが、シリアルATA接続に変更。ユニットの大幅なスリム化を実現し、従来はスタンド部だったHDDレコーダ部を液晶背面に収納可能とした。また、起動速度の高速化もシリアルATA採用が大きく寄与したという。 ユーザーによるHDDの交換も可能で、交換用のHDDユニット「THH-16U2」も発売する。価格はオープンプライスで、実売価格は5万円前後の見込み。 また、映像エンジンも強化。上位モデル「Z1000シリーズ」と同じく「メタブレイン・プロ」を内蔵し、14bit精度の画像処理による階調表現の向上や、コントラスト感を強調する「新ヒストグラム・ダイナミックガンマ」、新MPEGノイズリダクションなどで、高画質化を実現した。
入力端子はHDMI×1、D4×1、S映像×2、コンポジット×3、アナログ音声×3。デジタル放送録画出力や、S1映像出力、光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力も装備する。Ethernetも備えているが、LH100シリーズで搭載していた、インターネットブラウザ機能やEメール受信機能などのネット系機能は省かれている。 10W×2chのステレオスピーカーを内蔵し、SRS WOWも搭載。外形寸法は42型が104.4×35.2×77.5mm(幅×奥行き×高さ)、37型が91.6×30×68.8mm(同)、32型が79.4×30.0×61.1mm(同)。重量は未定。新デザインのリモコンが付属する。 □東芝のホームページ ( 2006年2月20日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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