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シャープ株式会社は11日、携帯電話のワンセグ放送受信時の低消費電力化を実現した、地上デジタル放送受信用デコーダLSI「LR38888」を開発、4月よりサンプル出荷を行なう。サンプル価格は5,500円で、量産出荷は9月に開始する予定。月産台数は30万個。 独自のメディア処理アクセラレータの採用や、オンチップメモリにより、ワンセグ放送視聴時の消費電力を低減したというデコーダLSI。チップ内部に電源スイッチを組み込んでおり、回路ブロックの電源を部分的にオフにすることで、待機時の消費電力も抑えることが可能。電源電圧は1.3V(内部コア)/1.8V(I/O)で、消費電力は150mW。 画像/音声出力インターフェイスを内蔵し、従来の携帯電話へのテレビ視聴機能の追加も容易に実現するという。同社は、ワンセグ視聴のために必要なファームウェアの提供も行なう。
□シャープのホームページ (2006年3月31日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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