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NTTやWarner Bros. Entertainment Inc(WBEI)、東宝株式会社などに9社が展開している4Kデジタルシネマの共同トライアル「4K Pure Cinema」に、新たにParamount Pictures(パラマウント)が参加。7月8日より同社の最新作「M:i:III」などで、DCI仕様準拠のデジタルシネマ上映を行なう。 M:i:IIIの上映は7月8日から一斉公開となるが、シネマメディアージュ(東京都港区台場)、TOHOシネマズ高槻(大阪府 高槻市)、ワーナー・マイカル・シネマズ板橋(東京 板橋区)で、4K規格のデジタルシネマ上映を実施。また、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区六本木)での4K上映も予定している。なお、上映されるM:i:IIIは、2Kのデジタルシネマソースを4K用に変換したものとなる。 デジタルソースマスタはロサンゼルスの「Global Digital Media Xchange」から1Gbpsの実験回線を介して送出。送出したデータは暗号化され、NTTの配信センターで字幕や吹き替えパッケージを用意し、映画館へ配信する。 また、9月22日にオープン予定のTOHOシネマズなんば(大阪府中央区難波)も公開上映館となる見込み。同トライアルは、デジタルシネマのネットワーク配信や運用面での検証を進めるという位置づけで、一般の来場者は通常のデジタルシネマとして視聴可能できる。トライアルの期間も各社のデジタルシネマ互換性検証などを目的に当初予定の8月31日から延長。12月31日まで実視される。 4K Pure Cinemaは、WBEI、ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社、NTT、NTT西日本、東宝株式会社の5社が2005年10月よりトライアルを開始。DCI仕様4K規格(4,096×2,160ドット/800万画素)で、「コープス ブライド」などの作品をデジタルシネマ上映。さらに、5月には、Sony Pictures Entertainment Inc(SPE)、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)、株式会社ワーナー・マイカル、NTT東日本の4社が参加。ダビンチ・コードなどの作品を4K上映している。 □NTTのホームページ ( 2006年7月4日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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