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松下、「VIERA Link」対応7.1chアンプとスピーカーのセット
-センター/フロント一体型「リアルセンター」スピーカー


9月1日発売

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、HDMIケーブルを使って対応機器と連動できる「VIERA Link」(ビエラリンク)に対応した7.1ch AVアンプとスピーカーのセット「SC-HT6500」と、アンプ部のみの「SU-XR700」を9月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「SC-HT6500」が38万円前後、「SU-XR700」が11万円前後の見込み。

 1080p入出力対応の7.1chデジタルAVアンプと、スピーカーセットを組み合わせ「最上級タイプ」としてラインナップ。アンプ部は独自の「VIERA Link」に対応し、同社の薄型テレビ「VIERA」シリーズや、DVDレコーダ「DIGA」シリーズの対応モデルと連携可能。HDMIケーブルに機器の制御信号も流すことで実現している機能で、VIERAのリモコンから電源ON/OFFや音量調整などが行なえる。

アンプ部の「SU-XR700」

 アンプ部のSU-XR700は、HDMI入力を2系統、出力を1系統備え、1080pをサポート。HDMI入力時にはDVDオーディオの192kHz/2chや、96kHz/マルチチャンネルのデジタル音声に対応、入力から出力段までを全てデジタル処理する。

 「VIERA Link」により、対応するVIERAのリモコンでAVアンプの基本操作も行なえるほか、ワンタッチシアター再生機能も搭載し、アンプのリモコンからワンタッチでVIERA/DIGAの電源を入れ、自動で音声出力を切り替えてDVD再生まで行なえる。

 デジタルアンプの出力は100W×7ch(6Ω)。5.1ch再生の場合にフロントスピーカーをそれぞれ2つのアンプで駆動する「アドバンスドデュアルアンプ駆動」に対応するほか、自動切換えにより3つのアンプでフロントを駆動する「トリプルアンプ」機能を新たに搭載。

 また、VGDA(バリアブル・ゲイン・デジタル・アンプ)により、通常使用される音量域でのSN比改善も図っている。高域は88kHzまでの広帯域パワーバンド再生が可能。S/N比は103dB。アナログ音声用に32bit DSPを内蔵。24bit/192kHzに変換・処理することで、DVDオーディオのアナログ入力も高品位に再生できるという。

 デコーダはドルビーデジタル、DTSのほか、ドルビーデジタルEX、DTS-ES、DTS 96/24、ドルビープロロジックIIxなどに対応。サラウンド機能としてSFCも備えている。

 HDMI以外の端子は、映像入出力がコンポーネント、S映像、コンポジット。音声入出力として光/同軸デジタル出力を各2系統を備えるほか、アナログ入力(6ch/2ch)やサブウーファプリアウトを装備する。

 そのほか、測定マイクを使った自動スピーカー設定機能を搭載。スピーカーの特性や部屋の音響特性を踏まえ、最大15mまでの遅延時間を補正できる。外形寸法は430×390×107.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約5.3kg。

 オプションのリアスピーカー無線接続用キット「SH-FX60」との連携にも対応。SU-XR700に2.4GHz帯を使ったデジタル音声伝送の送信機能を内蔵し、レシーバの「FX60」に音声信号を送信、FX60に接続したスピーカーを駆動できる。

 スピーカーはフロント/リア用トールボーイ各2本とサブウーファの構成だが、センターの音声は、視聴位置を問わずに画面の中央から聞こえるという「リアルセンター」方式を採用。スピーカーはスタンドによる設置のほか、壁掛けも行なえる。

 フロントスピーカーは、1本にそれぞれフロントチャンネル用の3ウェイ4スピーカーと、センターチャンネル用の3ウェイ3スピーカーを内蔵したバスレフ型の「フロントセンタースピーカー」。独立したセンタースピーカーに比べ画面中央の高さにセンターの音が定位するほか、真正面以外の場所でも音像をが左右に寄らず中央に感じられるという。

 スピーカーユニットは、フロント用が8cm径ウーファ×2、2.5cm径ツイータ×1、1.2cm径スーパーツイータ×1。センター用には8cm径ウーファと6.5cm径ミッドレンジ、2.5cm径ツイータを各1基搭載する。再生周波数帯域はフロントが65Hz~100kHz(-16dB)、センターが65Hz~50kHz(同)。インピーダンスはそれぞれ6Ω、12Ω。スタンドを含む外形寸法は279×279×1422mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.4kg。

 リアスピーカーは8cm径ウーファ×2、2.5cm径ツイータ×1の2ウェイ3スピーカーでバスレフ型。再生周波数帯域は65Hz~50kHz(-16dB)。インピーダンスは6Ω。スタンドを含む外形寸法は279×279×1422mm、重量は9.2kg。

 サブウーファは100W(6Ω)×2chアンプを内蔵。17cm径ユニットを2基搭載し、再生周波数帯域は28~300Hz(-16dB)。ローパスフィルタは50~200Hz(連続可変)。外形寸法は254×500×496mm(幅×奥行き×高さ)、重量は22kg。


□松下電器のホームページ
http://panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060714-1/jn060714-1.html
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060308/pana6.htm

( 2006年7月14日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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