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セイコーエプソン株式会社は、3LCD方式のモバイルデータプロジェクタ4モデルを8月下旬より発売する。価格や輝度など4モデルの違いについては下表の通り。
EMP-1715/1705は、さまざまなシーンでデータがあればプロジェクタを使える環境を目指す「EasyMP」コンセプトに基づいて設計されたモバイルプロジェクタ。USB端子を備えており、通常のディスプレイ出力以外に、USBケーブルでPCと接続し、PC画面を投写可能な「USBディスプレイ機能」が利用可能。 また、USBメモリやHDDなどを接続して、メモリ内の画像や動画、プレゼンデータを直接投写可能な「PCフリー機能」を備える。投写に対応するファイルは最大解像度8,192×6,144ドットの静止画(JPG、BMP、PNG、GIF)や、MPEG-2形式の動画(MPG)で、動画再生には、内蔵のハードウェアMPEG-2デコーダを利用する。そのほか、パワーポイントのデータを添付ソフトで変換した独自のシナリオ形式ファイルなどにも対応する。 標準で添付するIEEE802.11a/b/g対応の無線LANユニットや、オプションの有線LANユニットを専用のUSB端子に接続。ネットワーク経由でPCの画面を投写できるほか、1台のPCから複数のプロジェクタに同時出力できる「マルチディスプレイ機能」などが利用可能。
その他の仕様については4モデル共通で、液晶パネルは0.7型/1,024×768ドットのポリシリコンパネルを採用。輝度はEMP-1715/1710が2,700ルーメン、EMP-1705/1700が2,200ルーメン、コントラスト比は400:1。ランプ出力は170Wで、多重反射式高効率ランプ「E-TORL」を搭載することで、小型ランプでも輝度効率を向上しているという。 光学1.2倍(F1.6~1.8)ズームレンズを搭載、ズーム/フォーカス操作は手動。レンズカバーはスライド式を採用。プレゼンテーション中でも投写の中断/再開が容易に行なえる。投写画面サイズは30型から300型に対応、本体の傾きを自動検知、補正する「自動台形歪み補正機能」を備える。 電源をオンにしてから映像の投写開始までは約5秒。電源ケーブルを接続するだけで投写を開始できる「ダイレクトパワーオン」機能を備え、電源オフ後のクールダウンが不要な構造。 入力端子はコンポジット、S映像、アナログRGB/コンポーネント(D-sub15ピン)、3.5mmステレオミニ音声。最大出力1Wのモノラルスピーカーを内蔵する。 外形寸法は273×193×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量はEMP-1715/1705が1.7kg、EMP-1710/1700が1.6kg。 □セイコーエプソンのホームページ ( 2006年7月31日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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