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アップルコンピュータ株式会社の携帯音楽プレーヤー「iPod shuffle」の新製品が、11月3日から全国のアップルストアおよび主要量販店で発売された。 iPod shuffleは、今年9月の製品発表時点では、10月中の出荷としていたが、発売前から高い関心が集まり、予約が殺到。この日の発売となり、全世界で出荷が開始された。 東京・銀座のアップルストア銀座では、通常の午前10時の開店時間を1時間繰り上げ、午前9時に開店。その時点で10数人が列を作った。「時差の関係と、店舗の開店時間を繰り上げたことで、全世界で最も早くiPod shuffleを販売することになった」(同社広報)という。
午前10時過ぎには、iPod shuffleを求める人がひっきりなしになしに店頭を訪れ、スタッフは製品の補充に追われた。中には、複数台のiPod shuffleを購入していく人の姿も見られた。
一方、有楽町のビックカメラ有楽町店では、午前10時の開店時には約20人が並び、発売時間を待った。「すでにiPodを所有しているというユーザーが、追加で購入するケースが目立っている。9800円という価格も、手頃で、買い増し需要を喚起している」(ビックカメラ有楽町店本館2階オーディオコーナー・太田修二主任)と語る。
同店では、1階店頭での販売に加えて、2階のオーディオ売り場、5階のMacShopの3か所で販売。それぞれのレジでiPod shuffleを手にした人の姿が見られた。また、同店では事前予約も行っており、「製品発表から発売日までの期間があったことや、当初は10月に発売するという告知があったことで、発売前から、『いつ発売になるのか』という問い合わせが多かった。また、事前予約についても、発売までの期間が長かったこともあり、これまでのiPodシリーズに比べても予約数は多かった」という。
アップルストアや主要量販店などには、iPod shuffleが数100台単位で入荷している模様で、三連休中は、「十分な量を確保しているつもりだが、売れ行き次第では在庫がなくなる可能性もある」(アップルストア銀座)、「連休中は、なんとか持つと見ているが、在庫は限られていることから品切れになる可能性もある。購入したい人は早めに店舗にきていただきたい」(ビックカメラ有楽町店)と口をそろえる。 第2世代となる今回の新iPod shuffleは、世界最小のデジタルミュージックプレーヤーと位置づけられるもの。体積は約8cm3、重量は約15.5gと、初代iPod shuffleと比べて、約半分の筐体サイズを、アルミニウムボディで実現。ウェアラブル化するために、クリップを付属している。1GBのフラッシュメモリを搭載しており、約240曲を収録できる。価格は9,800円。
(2006年11月3日) [Reported by 大河原克行]
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