◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
アキュフェーズ、セパレート型SACDのリファレンスモデル
-自社開発ドライブ採用。HS-Linkで連携


DP-800
12月中旬発売

標準価格:「DP-800」99万7,500円
       「DC-801」89万2,500円


 アキュフェーズ株式会社は、セパレート型2ch用SACDプレーヤーのリファレンスモデルとして、SACDトランスポート「DP-800」と、DSD変換対応のDAC「DC-801」を12月中旬に発売する。価格はDP-800が99万7,500円、DC-801が89万2,500円。


■ DP-800

自社開発のドライブ部

 2000年にリリースしたDP-100の後継モデル。DP-800最大の特徴は、自社開発のドライブを採用したこと。外部振動を受けにくい筐体構造、高剛性/精度のコンストラクション、低重心化したメカ・ブロック、静寂でスムーズなローディング機構、アルミ削り出しのトレイなどをコンセプトに開発。

 ドライブ本体を厚手のアルミフレームで固定。ローディング・メカやメカ・ベースを重量級構造とする反面、ディスク回転部とピックアップ部を一体化した「トラバース・メカニズム」は軽量化。ローディング・メカからフローティングさせることで振動の影響を排除している。

 また、専用DSPを使用したデジタルサーボを備え、読み取り精度を向上。ピックアップは1レンズでCD/SACDに対応でき、CDの高精度出力も実現。出力端子として独自のデジタル伝送インターフェイス「HS-Link」を装備。DC-801に加え、デジタルプリアンプのDC-330やSACDプレーヤーのDP-78、イコライザDG-38などとも接続できる。CDの信号は「HS-Link」に加え、同軸デジタル出力も可能。

 消費電力は18W。外形寸法は477×394×156mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は26.6kg。リモコンも付属する。


■ DC-801

DC-801

 新再生方式「MDSD」採用した、DSD信号の変換対応DAC。MDSDとは、超高速FPGAを使ったデジタル演算部で遅延させたDSD信号を、複数個並列駆動のDACで変換。それぞれのデータを変換後に総加算して「移動平均フィルタ」回路を構成。DSD信号をストレートにD/A変換するというもの。なお、入力された2.8224MHz/1ビットのDSD信号は2倍の5.6448MHz/1ビットにアップサンプリングし、処理される。

 DAC部には独自の「MDS++変換方式」を採用しており、ΔΣ型DACを8個並列駆動。変換誤差の極小化と同時に、高周波領域の不要ノイズを低減するハイカット・フィルタ機能も搭載している。

 入力端子としてHS-LinkとXLRのバランスを各1系統、同軸デジタルを3系統、光デジタルを2系統装備。出力はXLR(バランス)、アンバランス、同軸デジタル、光デジタルを各1系統備えている。DG-38との接続を想定したEXTERNAL DSP入出力端子も装備。デジタルでの音場補正に対応している。

 周波数特性は0.5Hz~50kHz。全高調波歪率は0.0006%。S/N比は117dB。消費電力は22W。外形寸法は477×393×156mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は22.3kg。

2006東京インターナショナルオーディオショウで展示されたDC-801(左)とDP-800(右)。双方をHS-Linkで接続できる

□アキュフェーズのホームページ
(12月1日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.accuphase.co.jp/
□関連記事
【10月20日】【2006東京インターナショナルオーディオショウレポート 1】
-JBLのカナル型イヤフォン/NCヘッドフォン
 オルトフォンの「Concorde」スピーカーに新機種
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061020/ina1.htm
【10月18日】アキュフェーズ、初の自社開発ドライブ採用のCDプレーヤー
-60万円の純A級ステレオパワーアンプも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061018/accu.htm

(2006年12月1日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.