JEITA、2006年11月の電子機器国内出荷を発表 －4ヵ月ぶりの前年割れ

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2006年11月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比98.5%、2,609億円で4ヵ月ぶりのマイナスとなった。

国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　映像機器の国内出荷金額は、薄型テレビが好調で、前年同月比100.3%、1,732億円で微増。

　音声関連機器の国内出荷金額は、デジタルオーディオプレーヤーが伸びた昨年の反動で同67.1%の184億円。3ヵ月ぶりのマイナスとなった。

　カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、前年同月比100.0%の80万4,000台。CRT、液晶、PDPの台数構成比は14.3%、73.5%、12.3%。

　液晶は10型以上の出荷台数が58万9,000台、前年同月比130.3%と好調。また、30型以上は35万2,000台、同168.4%と引き続き高い伸びを見せている。

　PDPの出荷台数は9万9,000台、同144.2%で、16ヵ月連続の2桁増。うち、37型以下がPDP全体の約5割を占めるが、38～43型が3万6,000台、同174.4%と好調。

　DVDビデオは53万2,000台、前年同月比74.2%と6ヵ月連続のマイナス。DVD録再機は同70.2%の32万4,000台、そのうち9割を占めるHDD内蔵型は29万2,000台、同73.1%。再生機についても前年同月比81.5%で7ヵ月連続のマイナスとなった。

　ビデオカメラは8万6,000台、前年同月比105.4%で6ヵ月ぶりのプラス。

　デジタルオーディオプレーヤーは63万5,000台。そのうち58万1,000台がフラッシュメモリ搭載型で、全体の9割を占める。

　カーナビは37万2,000台、前年同月比103.6%でプラスに転じた。HDDタイプ、DVD-ROMタイプの台数構成比は54.3%、45.4%。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□関連記事
【11月22日】JEITA、2006年10月の電子機器国内出荷を発表
－液晶テレビが初の7割超え
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061122/jeita.htm
【10月23日】JEITA、2006年9月の電子機器国内出荷を発表
－映像機器出荷額は2ヵ月連続のプラス
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061023/jeita2.htm

( 2006年12月22日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.