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株式会社コミックス・ウェーブ・フィルムは、新海誠監督の劇場用アニメ「秒速5センチメートル」を7月19日にDVD化する。本編ディスクのみの通常版に加え、特典ディスクとサントラを加えた限定生産のDVD-BOXも用意する。
■ 通常版
本編の収録時間は約63分。本編ディスクに特典映像も収録しており、監督のインタビューと劇場予告編を収めている。音声は日本語のみで、日本語字幕も収めている。
封入特典として、8ページのブックレットを同梱する。
■ DVD-BOX
本編ディスクは通常版と同じ。特典ディスクには、動画コンテを、本編分全て(約63分)収録。さらに、Yahoo! で先行配信されたバージョンの第1話(約29分)や、プロモーションビデオなどを収録。キャストインタビューや、制作過程を追ったフォトムービーなども収めている。 サウンドトラックCDも付属。全11曲を収めたディスクで、収録時間は約28分。封入特典として20ページのブックレットと、劇場フィルムカットを同梱している。 なお、現在の段階ではまだ市場規模が小さいこともあり、同社はBlu-ray DiscビデオやHD DVDビデオには参入していない。そのため、「秒速~」の次世代DVD版も「近々の発売予定はない」という。 「秒速5センチメートル」は、1人の少年を軸に、独立した3本の作品から構成される連作短編アニメ。小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。特別な想いを抱きあっていた2人だったが、時だけが過ぎていく。そしてある大雪の日、貴樹は明里に会いに行く。 作品は、貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」の3点。
監督の新海誠氏は、個人で制作したアニメ「ほしのこえ -The voices of a distant star-」がインディーズDVDとしては異例の6万8,000枚を超えるセールスを記録し、一躍注目を集めた映像作家。その後、初の劇場用アニメ「雲のむこう、約束の場所」を制作。公開予定の「秒速5センチメートル」は劇場用最新作となる。最新作ではこれまでの特徴だったSFやファンタジー要素を排し、日常ドラマにチャレンジしている。
□コミックス・ウェーブ・フィルムのホームページ
(2007年5月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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