ケンウッド、512MBメモリ内蔵の1DIN車載CDレシーバ －CDリッピングやUSB経由での楽曲転送に対応

6月下旬発売 標準価格：73,500円

　株式会社ケンウッドは、1DIN車載CDレシーバの新製品として、本体に512MBメモリを内蔵し、CDやUSBメモリなどから音楽の録音/転送が可能な「U929」を6月下旬に発売する。価格は73,500円。

　1DINサイズの車載CDレシーバ。特徴は本体に512MBメモリを内蔵する点で、CDからWMA形式(64～128kbps)でのリッピングが可能。また、背面にUSB 2.0(Full Speed)コネクタを備え、USBマスストレージクラス対応のポータブルプレーヤーやUSBメモリと接続、「U929」の内蔵メモリに転送できる。また、USBメモリ内の楽曲をそのまま再生することも可能。再生可能なフォーマットはMP3/WMA/AAC/WAV。なお、DRM付きファイルは再生できない。

　従来モデル同様に、圧縮音源向けの音質補間技術「Supreme」を搭載。また、設定画面に従ってキャビンサイズと使用スピーカーを選ぶだけで車内に合わせた音響設定が可能な「サウンドマネジメントシステム」も搭載。さらに、サラウンド機能として「SRS WOW HD」も装備。タイムアライメントとクロスオーバーのマニュアル調整も可能。

　別売のiPod接続用ケーブル「KCA-iP200」(3,150円)を利用してiPod再生/コントロールも可能。背面にステレオミニ入力を備えており、ポータブルプレーヤーからの音声入力にも対応する。

　最大出力は50W×4ch、定格出力は30W×4ch。FM/AMチューナを装備する。操作面では、新開発の「マルチコントロールホイール」を採用。4方向キー/1プッシュに加え、左右に回せるロータリーコントロール機能を追加した7コマンド型で、音楽ファイルの検索性を向上。さらに、iPod用の操作モード「iPodモード」も採用している。

　パソコンからの楽曲データ転送用に、専用ソフト「Kenwood Music Editor」を同梱。プレイリストやアルバム/アーティストなどのカテゴリ検索が可能で、USBメモリなどへの転送が行なえる。さらに、音量のノーマライズ機能やサビの位置を自動認識して再生するサビ再生機能、ジャケット写真表示も利用できる。「Kenwood Music Editor」の対応OSはWindows XP/Vista。

□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwood.com/jhome.html
□ニュースリリース
http://www.kenwood.co.jp/newsrelease/2007/20070607.html
□製品情報
http://www.kenwood.co.jp/j/products/car_audio/1din/series-u/u929/index.html
□関連記事
【2006年12月8日】ケンウッド、「Supreme」搭載の1DINサイズCDレシーバ
－前面にステレオミニ入力。WMA/MP3対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061208/kenwood.htm
【2006年3月3日】ケンウッド、ポータブルオーディオ対応車載CDレシーバ
－USB接続可能な1DIN/2DIN各2モデル
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060303/kenwood.htm
【2005年12月20日】ケンウッド、「Supreme」搭載の1DIN CDレシーバ
－CD/MDレシーバなどエントリーモデル5機種
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051220/kenwood.htm

( 2007年6月7日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.