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ヒビノ株式会社は、Shure製のカナル型(耳栓型)イヤフォン「SE530」と「SE420」を発売する。価格はどちらもオープンプライス。発売日と店頭予想価格は、「SE530」が7月6日で6万円前後、「SE420」が7月20日で5万円前後の見込み。 SE420のみカラーバリエーションを用意しており、シルバー×ブラックと、ブラックから選べる。いずれも、1月のCESで発表された「SEシリーズ」のカナル型イヤフォン。下位モデルの「SE310」と「SE210」は既に国内で販売されている。
■ SE530
Eシリーズの最上位モデルとして2006年7月に発売された「E500PTH」から、周囲の音をイヤフォンから聞くことができる「Push-To-Hearコントローラ」を省き、航空機内用プラグアダプタを追加したモデル。イヤフォン自体の性能は「E500PTH」と同じ。 「E500PTH」は発売当初6万円以上で販売されていたが、「SE530」ではコントローラを省いたことで「やや安価になる」(同社)という。 コンパクトなハウジングに3基のドライバユニットを内蔵。2基を低域用、1基を高域用として利用している。ドライバユニットは、過渡特性と感度に優れたバランスド・アーマチュア型を採用し、繊細なニュアンスや空気感の再現が可能という。 また、付属のイヤパッドにも変更がある。従来はフォーム・イヤパッドと、フレックス・イヤパッド(S/M/L)、ソフト・フレックス・イヤパッド(S/M/L)、トリプルフランジ・イヤパッドの4種類が付属していたが、「SE530」では新しいソフト・フォーム・イヤパッド(S/M/L)と、ソフト・フレックス・イヤパッド(S/M/L)、トリプルフランジ・イヤパッドの3種類となる。
ソフト・フォームはウレタン素材にラテックスコーティングを施したもの。ソフト・フレックスとトリプルフランジにはシリコンラバーを使用している。
再生周波数は18Hz~19kHz。インピーダンスは36Ω(1kHz)。感度は119dB SPL/mW(1kHz)
ケーブル長は約45cm。重量は約14g。23cmと91cmの延長ケーブルや、クリーニングツール、キャリングポーチ、レベルコントローラ、標準プラグアダプタ、航空機内用プラグアダプタを同梱する。
■ SE420
新開発のイヤフォンで、高域用と低域用で、2基のバランスド・アーマチュア型ユニットを内蔵。再生周波数帯域は20Hz~19kHz。感度は109dB SPL/mW(1kHz)。インピーダンスは22Ω。 耳に直接触れる部分には、エラストマ樹脂を仕様。装着感の向上を図っている。また、SE530と同様にソフト・フォーム・イヤパッド(S/M/L)と、ソフト・フレックス・イヤパッド(S/M/L)、トリプルフランジ・イヤパッドの3種類を同梱。
重量は約13.5g。ケーブル長は約45cm。91cmの延長ケーブルが付属。クリーニングツールやキャリングポーチ、レベルコントローラ、標準プラグアダプタ、航空機内用プラグアダプタを同梱する。
なお、SE420には発売記念のキャンペーンとして、非売品の「Shure オリジナル・ケーブルワインダ」が初回限定で同梱される。イヤフォンのケーブルを巻きつけて収納するためのアクセサリで、ケーブルの長さ調整にも使用できる。
□ヒビノのホームページ
(2007年6月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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