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日本ビクター株式会社は、フルHD解像度のD-ILAを採用した110V型のプロジェクションテレビ「HD-110MH80」を発売する。受注生産となっており、7月より受注開始予定。初回納期は10月を予定。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は640万円前後の見込み。 リアプロジェクションとしては世界最大という110V型のテレビ。なお、プラズマテレビでは松下電器が103型「TH-103PZ600」を商品化。液晶ではシャープが2007年のCESで108型の液晶AQUOSを発表。夏の発売を目指すとしている。 なお、同社はこの製品を「輝度が高いがコントラストが低い液晶と、輝度は低いがコントラストは高いプラズマの良い点をあわせ持つ」という意味で、「ハイブリッドプロジェクションテレビ」と呼んでいる。 画面サイズは対角で279.4cm、横243.8cm、縦137.2cmという超大型のリアプロテレビ。ビックスクリーン EXEシリーズの最上位モデルとなっており、D-ILAデバイスは0.7型、1,920×1,080ドットのものを採用している。 光源は110Wの超高圧水銀ランプ。交換用ランプユニット「TS-CL110J」の価格は15,750円。110V型というサイズながら、消費電力は約220W(予定)と少ないのが特徴。チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナと、地上アナログチューナを内蔵している。 高画質回路としてGENESSA(ジェネッサ)を搭載。ノイズやジャギーを低減するほか、ガンマ補正やカラー調整の表現力を向上。14bit処理により、画像の特徴検出精度を向上させている。EPGはGガイドに対応。アクトビラもサポートしている。 出力10W×2chのスピーカーを備え、音声ガイドや「きき楽」機能も装備。入力端子として1080p対応のHDMI×2、コンポーネント×1、D4×1、S映像×3、コンポジット×4、アナログRGB(D-sub 15ピン)×1を装備。光デジタル音声出力、モニター出力、ヘッドフォン出力、Ethernetも用意。i.LINK入出力も2系統備えている。
外形寸法は254.4×93.6×177.7cm(幅×奥行き×高さ)、重量は330kgを予定。納入住宅の条件によっては床などの補強工事が必要になる。
□日本ビクターのホームページ
(2007年6月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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