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ヤマハ、レグザリンク対応「サウンド・プロジェクタ」
-HDMI装備。サブウーファやラック一体型モデルも用意


10月中旬発売

標準価格:オープンプライス


 ヤマハ株式会社は、音をビーム状に放射することで、サラウンド再生を行なうサウンドシステム「デジタル・サウンド・プロジェクタ」の新モデルとして、HDMI入出力端子を備えるフラッグシップモデル「YSP-4000」を10月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は179,800円前後の見込み。

 YSP-4000などと組み合わせて利用するサブウーファ2モデルも9月中旬より発売。価格はアンプ出力75Wの「YST-FSW150」が27,300円、50Wの「YST-FSW050」が22,050円。

 また、37~52型の薄型テレビに対応するテレビラックにYSP-4000を搭載したセットモデル「YSP-LC4000」も10月下旬より発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は238,000円前後の見込み。



■ YSP-4000

 薄型/横長の筐体に小型フルレンジユニットを多数搭載し、指向性の高い音をビーム状に放出することで、音を部屋の壁や天井などに反射させてサラウンド再生を行なう「デジタル・サラウンド・プロジェクタ」のフラッグシップモデル。本体カラーはブラックとシルバー。

 新たにHDMI入力端子を2系統、出力端子を1系統装備。東芝が20日に発表した薄型テレビ「REGZA」で新たに採用する連携機能「レグザリンク」に対応するのが特徴で、接続したテレビと連動してYSP-4000の電源ON/OFFが行なえるほか、テレビのリモコン上からボリューム調整や入力切替などが可能。HDMI連携機能については、松下電器の「VIERA Link」もサポートする。

 HDMI接続時に、入力されたSD映像を1080iまでアップスケーリングして出力するビデオアップスケーリング機能を搭載する。

YSP-4000 HDMI入出力端子を装備。HDMI関連の機能はメニューから各種設定が行なえる

 本体の奥行きを広げて、アンプ部をスピーカーユニットとは別のキャビネットに収納するなど、本体設計を見直すことでノイズを低減。また、マグネットの磁力強化や、電源ユニットの改良などにより、音質についても、YSP-1100から向上したとしている。

 約3分の測定/調整により、自動で音場を調整する「インテリビーム」機能を搭載。ビームモードは、周囲に壁がない部屋で利用する場合など、ビームによるサラウンド効果が得られにくい環境でもサラウンド再生が行なえるバーチャルサラウンド機能「マイサラウンド」を追加した。従来同様、サラウンド効果が得られる5chの「5ビーム」や、コーナー設置用の「ステレオ+3ビーム」などのモードも用意。また、2006年11月発売の「YSP-1100」で採用した、視聴位置へダイレクトにビーム化したモノラル音声を放射することで、小音量でも聞き取りやすくできる「マイビーム」も搭載する。

 デコーダは、ドルビーデジタル、DTS、AACに対応。ドルビープロロジックIIや、DTS Neo:6もサポートする。サラウンド機能の「シネマDSP」を搭載し、「映画」、「音楽」、「スポーツ」などのモードを選択して利用できる。

小型フルレンジユニットを40個、ウーファを2個備える

 ユニットは4cm径フルレンジを40個、11cm径ウーファを2個内蔵。低音の増強にSRS TruBassを搭載するほか、携帯音楽プレーヤー接続時などに利用する音質補正機能「ミュージックエンハンサー」も備える。

 アンプ出力は2W×40ch、20W×2chの総合120W。映像入力はコンポーネント2系統、コンポジット3系統装備。音声入力はアナログ3系統(RCA2系統、ステレオミニ1系統)、光デジタル3系統、同軸デジタル1系統を備える。映像出力はコンポーネントとコンポジットを各1系統で、音声出力はサブウーファプリを1系統備える。

 外形寸法は1,030×144×198mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約15.5kg。リモコンなどが付属する。


背面端子類 前面にステレオミニ入力を装備 リモコンが付属


□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/2007/07082001.html



■ YST-FSW150/050

 テレビラックに収納して利用することを想定したサブウーファ。2モデルの違いはアンプ出力とサイズなど。

YST-FSW150

 パワーアンプを内蔵し、スピーカーユニットを正確に駆動することで、空気そのものの共振(エア・ウーファ)を最大限に利用する独自の低音再生技術「A-YSTII方式」を採用。コンパクトサイズながら、クリアで上質な重低音再生が行なえるという。

 再生周波数帯域はYST-FSW150が30~160Hzで、YST-FSW050が35~160Hz。

 搭載ユニットは16cm径。内蔵アンプの最大出力はYST-FSW150が最大75W、YST-FSW050が50W。音声入力端子は、アナログRCAを1系統備える。

 YSP-4000ほか、同社のデジタル・サウンド・プロジェクタシリーズとの連携が可能。ただし、YSP-1000/1100には対応していない。

 外形寸法/重量は、YST-FSW150が435×350×151mm(幅×奥行き×高さ)/9.4kg、YST-FSW050が350×350×163mm(幅×奥行き×高さ)/8.5kg。2モデルとも縦置き設置に対応し、YST-FSW150のみ縦置き用スタンドが付属する。


□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/2007/07082002.html



■ YSP-LC4000/LCW1100/LCW900

ラック内にYSP-4000が取り付けられた状態で販売される。サブウーファ「YST-FSW150」を下部に設置できる

 YSP-LC4000は、新開発のテレビラックにYSP-4000を内蔵したセットモデル。

 テレビラックに搭載可能な薄型テレビは37~52型で、耐荷重量は天板が60kg、底板が40kg、総耐荷重は100kg以下。天板には、黒色の飛散防止強化ガラスを採用。底面にはキャスターを備える。外形寸法/重量は1,300×425×429mm(幅×奥行き×高さ)/31.1kg。

 同テレビラックにYSP-1100を内蔵したセットモデル「YSP-LCW1100」も用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は188,000円前後の見込み。

 また、32~46型の薄型テレビに対応する新開発の小型テレビラックと、2月発売の「YSP-900」のセットモデル「YSP-LCW900」も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は124,800円前後の見込み。


□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
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【2月15日】ヤマハ、32~40型TV用の「サウンド・プロジェクタ」
-「マイビーム」や「インテリビーム」搭載。ラック一体型モデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070215/yamaha.htm
【2006年10月19日】ヤマハ、マイビーム搭載の「サウンド・プロジェクタ」
-リモコンでビーム位置切替が可能に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061019/yamaha.htm

( 2007年8月20日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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