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日本ビクター株式会社は、ウッドコーンスピーカー搭載の高級ミニコンポ「ETERNO(エテルノ)」の新モデル「EX-AK1」を11月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65,000円前後の見込み。 2月発売の上位モデル「EX-A3」をさらに高音質化した「EX-A3LTD」も11月上旬より発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。なお、EX-A3LTDは1,000台のみの台数限定モデルとなる。 ■ 「EX-AK1」
ウッドコーンスピーカーと、DVD/CDプレーヤー/デジタルアンプ内蔵のメインユニットで構成するミニコンポ。2003年に発売した「EX-A1」を超える音質と低価格化をコンセプトとし、スピーカーとアンプの設計を見直した。 EX-A3で採用した技術なども利用し、音質を向上しながら低価格化したモデルとしている。 スピーカーユニットは9cm径のフルレンジユニットを搭載。ユニットのメインマグネットは従来のネオジウムからフェライトに変更し、コストを削減。また、小型のネオジウムをポールピース上部に追加することで、磁力の弱いフェライトによる磁束の減少をカバーしている。 ボイスコイルワイヤはEX-A3で採用したエッジワイズ4層巻きのOFCワイヤを採用。また、ユニットのシールドカバーとフレームをショートワイヤ化することで、中音域のエネルギーが拡大し、躍動感を改善したという。
バスレフ型のエンクロージャは前モデルと同じチェリー材だが、側面のみ素材をアルダー材に変更し、コストを削減。従来のチェリー材と比べて軽くなるが、強度も弱くなるため、内部にチェリー材の補強桟を追加。これにより、剛性を上げながら音の響きがコントロールできるという。 そのほか、内部配線に使用するワイヤーの被膜硬度を変更することで、中高域の抜けや、低音の解像度を向上。ダクトには、フェルトを追加することで、低音放射時に発生する風切音のノイズを低減している。
メインユニット部は、DVDビデオ/オーディオ、音楽CD再生に対応するほか、DVD-R/RW、CD-R/RW記録のMP3/WMA/WAV再生が可能。JPEG画像表示にも対応。AM/FMチューナも内蔵。独自の音質改善技術「K2テクノロジー」も搭載する。 デジタルアンプ「DEUS」(デウス)を搭載し、出力は30W×2ch。バーチャルサラウンドの「3Dフォニック」や、「ヘッドフォンサラウンド」なども搭載。
背面には、映像出力としてD2、S映像、コンポジットを各1系統、光デジタル出力、スピーカー出力、サブウーファ出力を各1系統、LINE INを1系統備えるほか、AVコンピュリンクも搭載する。また、前面にヘッドフォン出力を備える。 インシュレータはEX-A1の物と比べて大型化したほか、3点支持に変更することで、再生音の安定性を向上。そのほか、天面を固定するネジには、前側に銅製、後ろ側には真鍮製のワッシャを追加し、高域の歪感を改善したという。また、SW電源にはEX-A3と同じものを採用することで、余力を持たせているとしている。 外形寸法/重量はメインユニットが232×269×100mm(幅×奥行き×高さ)/約3.1kg。スピーカーが120×239×161mm(同)/1.7kg(1本)。リモコンなどが付属する。
■1,000台限定の高音質モデル「EX-A3LTD」 基本的な機能は「EX-A3」と同等だが、音にこだわった部材を各所に組み込むことで、音質を向上した1,000台限定モデル。
ウッドコーンスピーカーは、9cm径のフルレンジスピーカーユニットを搭載。ボイスコイルは、職人による手作業で制作したものを採用。同社では「台数限定だからこそできた“巧の技”」とする。 スピーカーコードは、EX-A3で備える18番線から14番線に変更。より情報量の高いスケール感のある低域を再現するとしている。 メインユニット部の基本機能も同等だが、天板には鳴き防止板を装備。インシュレータは真鍮削り出しで、より重厚な低音を再現するという。 キャビネットはシャンペンゴールド仕上げを施し、高級感/質感を高めているほか、スピーカー出力端子部には、金メッキ処理を施している。 □日本ビクターのホームページ ( 2007年10月11日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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