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ソニーは、BRAVIA新モデルやハンディカム16製品、新myloなどの製品発表を行なうとともに、有機ELテレビ「XEL-1」の米国市場投入なども明らかにした。さらに、同社のハワード・ストリンガーCEOが、HD DVDとのフォーマット戦争におけるBlu-rayの勝利を訴えた。 ■ 「ブルーないい気持ち。すべてをブルーに」。PS3のBD Live対応も
ストリンガーCEOは、「皆さんは、ソニーが本日、ブルーな気持ちなのでは? とお思いでしょう。そしてそれはとてもいい気分です」と、WarnerのBlu-ray Disc一本化について切り出し、「WarnerのBarry Meyer CEOが、消費者と顧客に双方にとって長期的な視点で決断をしたことを大変うれしく思っている。また、初期からBlu-rayをパートナーとして協力してくれた皆にも感謝したい」と、ディズニーのボブ・アイガー氏などへの謝辞を述べた。 ストリンガーCEOは、BDのアピールとともに、「(CESのソニーブースについて)すべてをブルーに覆った。もう少し言及しろ、と皆さん思っているかもしれないが、これ以上は言わない」と、Blu-rayの優位とソニーのブース展開をあわせて会場の笑いを誘った。 同イベントでは、年末商戦における好調なBDプレーヤーの売れ行きが報告されたほか、BD-ROMドライブとHDMI出力端子を搭載した丸型パソコン「VAIO VGX-TP20/25」や、実売200ドルのBD-ROMドライブ「BDU-X10S」も発表された。「BDU-X10S」は、シリアルATAインターフェイスのBD-ROMドライブで、1月より発売する。実売価格は200ドル以下の見込み。
また、PinP(子画面表示)に対応した「Blu-ray Disc Profile1.1」をさらに進めたProfile 2.0に導入される「BD-Live」のデモも実施し、BDの拡張性をアピール。対応機器として、PLAYSTATION 3やBDプレーヤーを参考展示している。 プレスイベント時にはBDビデオ「Resident Evil」のPinP機能を紹介していたが、7日のCES開幕以降は、BD-Live対応ディスクを使ったネットワーク接続や、さまざまなインタラクティブ機能を紹介する予定。BD-Liveに対応したプレーヤーやコンテンツの導入時期は未定だが、規格はすでに完成しており、2008年内の市場投入が見込まれているようだ。なお、PLAYSTATION 3については、「アップデートで対応可能と考えている」という。
■ 有機ELテレビを米国で発売
また、ストリンガーCEOは「これ以上美しいテレビを見たことがあるか?」と切り出して、有機ELテレビ「XEL-1」の米国市場投入を発表。6日より販売も開始した。価格は2,500ドル。 ストリンガーCEOは、「ソニーのテクノロジの先進性、先進的なデザイン、スタイルをカプセルにしたもの。11型ながら薄さはカード3枚分で、バックライトもない。100万:1のコントラスト比のよる画質は“驚き”の一言だ。我々の先進を示す製品で、ソニーは有機ELテレビを発売している唯一の会社だ。ここからさらに革新を進めていく」と、更なる有機ELへの注力をアピール。27型のフルHD有機ELテレビも出展された。
□2008 International CESのホームページ(英文) ( 2008年1月7日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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