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ソニー、8GBメモリとDVD/MSも備えた「ハイブリッドプラス」
-フルHDでAVC録画。実売13万円。SD画質タイプも


HDR-UX20
2月10日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、8GBの内蔵メモリと、8cm DVDドライブ、メモリースティック デュオスロットを備えた「ハイブリッドプラス」ハンディカム、「HDR-UX20」を2月20日に発売する。AVCHD形式のMPEG-4 AVC/H.264でフルHD録画が可能。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。

 また、「ハイブリッドプラス」のSD解像度録画バージョンとして、同じく8GBの内蔵メモリと、8cm DVDドライブ、メモリースティック デュオスロットを備えた「DCR-DVD810」を2月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後の見込み。


■ HDR-UX20

 DVDドライブとHDDを内蔵したハイブリッドカムは、保存や再生に便利なDVDメディアと、長時間録画が可能なHDDが魅力だが、SD解像度モデルが多く、HD録画タイプのラインナップは少ない。また、筐体が大型化するきらいがあった。

 そこでソニーは8GBの大容量メモリと、メモリースティック デュオスロット、8cm DVDドライブを採用。ハイブリッドの長所を活かしながら、小型/軽量化を実現させたという。同社ではこのメディア構成を「ハイブリッドプラス」と名付けている。

HDR-UX20 HDD内蔵モデルの「HDR-SR11/SR12」と比較したところ

 内蔵メモリやメモリースティック デュオに録画した動画を、DVDメディアに書き出すなどの使用を想定。AVCHD形式のHD映像のままディスクに書き出せる。

 メモリからディスクへのダビングは、SPモード時で約2.5倍速。ダビングモードは、全部ダビング、差分ダビング、日付選択ダビング、シーン選択ダビングから選択可能。

モード 8cm
2層DVD
8GB
内蔵メモリ
8GB
メモステ
1,920×1,080ドット HD-FH(16Mbps) 記録不可 55分 55分
HD-FS(14Mbps) 21分 記録不可 記録不可
1,440×1,080ドット HD-HQ(9Mbps) 35分 1時間55分 1時間55分
HD-SP(7Mbps) 45分 2時間20分 2時間20分
HD-LP(5Mbps) 60分 3時間 3時間
SD HQ(9Mbps) 35分 1時間55分 1時間55分
SP(6Mbps) 55分 2時間50分 2時間50分
LP(3Mbps) 1時間50分 5時間25分 5時間25分

 1,920×1,080ドットのフルHD解像度で、MPEG-4 AVC/H.264 High Profileでの録画が可能。搭載するクリアビッド CMOSセンサーは1/5型で236万画素。有効画素数は動画/静止画撮影時で149万画素(16:9時)。同社一眼レフカメラ「αシリーズ」でも採用されている「Exmor」技術を使用し、AD変換時のノイズを低減。新画像処理エンジン「BIONZ」も採用し、高速処理と高画質化を実現したとしている。

 400万画素(2,304×1,728ドット)の静止画記録、動画撮影中の300万画素(2,304×1,296ドット)の静止画同時記録が可能。撮影後の動画から、本体のみで210万画素の静止画を切り出すこともできる。

 x.v.Colorにも対応。レンズはカールツァイスのバリオ・ゾナー T*で、光学15倍ズーム。光学式手ブレ補正も供えている。液晶モニターは2.7型で、クリアフォト液晶プラス。ビューファインダーも備えている。

 動画撮影中の顔認識機能が利用可能。MPEG-4 AVC High Profileの特徴を活かし、人物の顔部分に優先的にデータ容量を割り当てながら撮影が可能。内蔵マイクは5.1chサラウンド録音可能なタイプで、撮影時のズーム操作に連動し、被写体の音をメインに収録することもできる。

 付属バッテリ「NP-FH60」を使用した場合、最大1時間40分(実撮影時間50分)の撮影が可能。クイック オン機能も備えている。同梱するソフトは「Picture Motion Browser」。本体のみの外形寸法は58×134×93mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約470g。HDMIミニ出力や、D3/AV/リモート端子を統合したA/Vリモート端子を備える。

 レンズのフィルター径はフィルター30mm。オプションとして、30mm径に対応した 0.7倍のワイドコンバージョンレンズ「VCL-HG0730A」(18,900円)と、1.7倍のテレコンバージョンレンズ「VCL-HG1730A」(18,900円)が2月10日に発売される。

 また、3月にはメモリースティックPRO デュオの16GBモデルも発売される。最低書き込み速度保証値を高速化したタイプで、「MARK2」と刻印されている。3月上旬発売予定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。

0.7倍のワイドコンバージョンレンズ「VCL-HG0730A」 1.7倍のテレコンバージョンレンズ「VCL-HG1730A」 メモリースティックPRO デュオの16GBモデル


□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-UX20/index.html


■ DCR-DVD810

 ハイブリッドプラスのSD解像度記録モデル。内蔵メモリ容量は8GBでHDモデルと同じ。CCDは1/6型で、107万画素。有効画素数は動画撮影時に67万画素(16:9時)、静止画で75万画素(同)。

 レンズはカールツァイス、バリオ・テッサーで、光学25倍ズーム。35mm換算で41~1,189mm(16:9時)。F値は1.8~3.2。手ブレ補正は電子式。

 記録モードはHQ(9Mbps)、SP(6Mbps)、LP(3Mbps)を用意。内蔵の8GBメモリには、HQモードで約1時間55分、SPモードで約2時間50分の録画が可能。同梱するPC用ソフトは「Picture Motion Browser」。

 内蔵マイクは5.1chサラウンド収録可能で、ズーム連動機能も装備。液晶モニターは2.7型。ビューファインダーも備えている。本体のみの外形寸法と重量は55×130×89mm(幅×奥行き×高さ)で、約400g。液晶モニター使用時、付属のバッテリ(NP-FH40)で約1時間35分(実撮影時間約45分)の撮影が可能。

DCR-DVD810

□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/DCR-DVD810/index.html

□ソニーのホームページ
http://www.sony.jp/
□ニュースリリース(HDモデル)
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200801/08-0117B/
□ニュースリリース(SDモデル)
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200801/08-0117C/
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070529/sony2.htm

(2008年1月17日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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