◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
松下、「VIERA」最薄79mmなどプラズマ5モデル
-42/46/50型。下位モデルも3万:1の新パネル採用


PZ85シリーズ

4月10日発売

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、“新世代PDP”を採用し、コントラスト3万:1を実現したプラズマテレビ「VIERA PZ85シリーズ」と「PZ80シリーズ」の合計5モデルを4月10日に発売する。PZ85は、最薄部79mmというVIERAシリーズ最薄のスリムデザインが特徴。各モデルの店頭予想価格は下表の通り。

 いずれもシングルチューナモデル。PZ800シリーズに搭載されている「カラー リマスターシステム」や「フルグラスデザイン」は省かれている。

【プラズマVIERA】
型番サイズ解像度仕様発売日店頭予想価格
PZ85シリーズ
TH-46PZ8546V型1,920×1,080ドット薄型モデル
新世代PDP
4月10日 38万円前後
TH-42PZ8542V型32万円前後
PZ80シリーズ
TH-50PZ8050V型1,920×1,080ドット新世代PDP
ブラック(-K)と
シルバー(-S)
を用意
4月10日 43万円前後
TH-46PZ8046V型36万円前後
TH-42PZ8042V型30万円前後


■ PZ85シリーズ

 「PZ800」シリーズと同様に、解像度1,920×1,080ドット、フルHDの「新世代PDP」パネルを採用。チューナ一体型ながら、最薄部79mmという薄型デザインを採用。別売の壁掛け金具を使用することで、省スペースな設置が行なえるという。据え置き型スタンドは標準で同梱する。

 PDP前面板の誘電体層上に、新開発の「ダイナミックブラックレイヤー」を搭載したもので、“黒浮き”の原因となる予備放電を従来モデル(PZ70)の約3分の1に低減。コントラスト比3万:1(同1万:1)を実現した。さらに、42型フルHD PDPで培った細幅リブ技術を46型にも応用。パネルの開口率を向上させた。新蛍光体の採用やダイナミックブラックレイヤーによる微小セル高速安定放電とあわせ、明るくダイナミックレンジの広い映像を実現したという。

 色表現能力も向上しており、x.v.Colorに対応。色空間は、HDTV放送規格(ITU-R.BT709)の色域を100%カバーした上で、色域面積比約110%を実現(PX800シリーズは約120%)。表示面の処理は、ガラス表面の拡散効果を抑えながら、外光の映り込みも低減した「クリアピクチャーパネル」を採用。反射を抑えながらも、プラズマならではのクリアで艶っぽい画質の実現を図ったという。

TH-46PZ85を壁掛けしているデモ 最薄部79mmという薄型ボディが特徴

 新フルハイビジョンPEAKSプロセッサーは、UniPhierアーキテクチャを搭載。MPEG-4 AVC/H.264のデコードを実現するほか、各種高画質信号処理や、最大19ch/12時間分表示可能な「ワイドインテリジェントテレビ番組ガイド」などを実現。EPGには、1つのチャンネルの番組表を8日分表示/一覧できる「チャンネル別番組表示」を新搭載。ジャンル検索やキーワード検索、人名検索のほか、ジャンル別の色分けにも新たに対応する。一覧表示は3/5/7/9/11/15/19チャンネル表示が切り替え可能。GUIのデザインも3種類から選択できる。

 映像処理回路は世界最高という最大18bit処理を導入し、階調表現力を向上。また、暗部から明部まで色と明るさを高い制度で制御し、日陰や室内、夜のシーンなどで、微妙な色のトーン差などを描き分ける「デジタルカラー・リアリティ」技術も導入。1画素単位で映像を検出し、シーンに応じて再度や輝度、色相をリアルタイム処理。より自然な肌色を質感豊かに描写。ノイズ検出/低減技術の「HDオプティマイザー」も備えている。

 地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを各1系統装備。外部入力とテレビ番組を同時に視聴できる「簡易2画面」機能を備えている。

 HDMI入力は1080p(60p/24p)に対応。24p収録のBDビデオソフトも、2-3プルダウン処理をせず48/96Hzで出画可能。Deep Colorもサポートする。端子は3系統装備しているが、前面の1系統のみ1080iまでの対応。

 レコーダ「DIGA」やAVアンプ/ラックとの連携機能「VIERA Link」にも対応し、DIGAとの連携時には、視聴中の番組を一時停止して、後で続きを視聴する「番組キープ機能」が使用可能。ラックシアターと連携時には、視聴中の番組に適したサウンドモードに自動切り替えを行なう「番組ぴったりサウンド」が利用できる。テレビ画面から対応レコーダやムービーカメラを操作できる「画面 de リモコン」も用意する。

 Ethernet端子を備え、デジタルテレビ用ポータルサービス「アクトビラ ベーシック」も利用できるが、VOD配信サービス「アクトビラ ビデオ」には非対応。同社製の「センサーカメラ」や、「どこでもドアホン」との連携機能も装備。テレビ視聴時に監視カメラで記録した映像などが確認できるほか、ドアホンの呼び出し時に映像をVIERAでモニタリングできる。

 スピーカー出力は総合20W。竹繊維振動版を使った、16×4cmのフルレンジユニットを計2基搭載している。消費電力と年間消費電力量は、46型が530W、410kWh/年。42型が477W、386kWh/年。スタンドを除く外形寸法と重量は、46V型が1,168×79~85×735mm(幅×奥行き×高さ)で、約34kg。42型が1,064×79~85×668mm(同)で、約29kg。

品番 TH-46PZ85 TH-42PZ85
サイズ 46V型 42V型
解像度 1,920×1,080ドット
接続端子 HDMI×3系統3端子
D4×2系統2端子
コンポジット×4系統4端子
S映像×2系統2端子
アナログ音声×6系統
モニター出力×1系統1端子
(S映像×1系統1端子)
アナログ音声出力×1
光デジタル音声出力×1
アナログRGB×1系統
(ミニD-Sub 15ピン)
へッドフォン×1
モジュラー/Ethernet
スピーカー 16×4cm ×2
音声出力 総合20W
消費電力 530W 477W
年間消費電力量 410kWh/年 386kWh/年
外形寸法
(スタンド含む)

(幅×奥行き×高さ)
1,168×387×787mm 1,064×327×716mm
重量
(スタンド含む)
約39kg 約33kg


■ PZ80シリーズ

 50/46/42V型の3種類を用意。またPZ85シリーズとは異なり、各モデルにブラックとシルバーのカラーバリエーションを用意する。それ以外の仕様は、筐体デザイン以外ほぼ共通。

PZ80シリーズは各サイズでブラックとシルバーの2色を用意する

TH-46PZ80

 フルHDの「新世代PDP」パネルを採用。コントラスト比3万:1を実現し、x.v.Colorに対応。HDTV放送規格(ITU-R.BT709)の色域を100%カバーした上で、色域面積比約110%を実現している。新フルハイビジョンPEAKSプロセッサー、デジタルカラー・リアリティ、HDオプティマイザーも用意する。

 チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを各1系統装備。外部入力とテレビ番組を同時に視聴できる「簡易2画面」表示も可能。HDMI入力は3系統で、1080p(60p/24p)に対応。Deep Colorもサポートする。前面の1系統のみ1080iまでの対応。「VIERA Link」は「番組キープ機能」や「番組ぴったりサウンド」が利用できるほか、「画面 de リモコン」も利用可能。

 「アクトビラ ベーシック」には対応するが、VOD配信サービスには非対応。同社製の「センサーカメラ」や、「どこでもドアホン」との連携機能はサポートしている。

品番 TH-50PZ80 TH-46PZ80 TH-42PZ80
サイズ 50V型 46V型 42V型
解像度 1,920×1,080ドット
接続端子 HDMI×3系統3端子
D4×2系統2端子
コンポジット×4系統4端子
S映像×2系統2端子
アナログ音声×6系統
モニター出力×1系統1端子
(S映像×1系統1端子)
アナログ音声出力×1
光デジタル音声出力×1
アナログRGB×1系統
(ミニD-Sub 15ピン)
へッドフォン×1
モジュラー/Ethernet
スピーカー 16×4cm ×2
音声出力 総合20W
消費電力 570W 530W 477W
年間消費電力量 432kWh/年 410kWh/年 386kWh/年
外形寸法
(スタンド含む)

(幅×奥行き×高さ)
1,210×387×844mm 1,124×387×801mm 1,020×327×727mm
重量
(スタンド含む)
約40.5kg 約37kg 約31.5kg

□松下電器産業のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/index3.html
□VIERAのホームページ
http://viera.jp/
□ニュースリリース (PZ85シリーズ)
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080306-8/jn080306-8.html?ref=news
□ニュースリリース (PZ80シリーズ)
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080306-7/jn080306-7.html?ref=news
□関連記事
【2007年8月9日】松下、コントラスト1万:1のフルHDプラズマ「PZ70」2機種
-50/42V型。予備放電/映り込みを低減
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070809/pana3.htm
【3月6日】松下、「パワーアスリート画質」フルHD PDP/液晶VIERA
-コントラスト3万:1の新世代PDPや、32型倍速液晶など
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080306/pana1.htm
【3月6日】松下、“デジタルシネマに迫る”プレミアムVIERA「PZ800」
-50/46/42型フルHDの漆黒の黒と「パワーアスリート画質」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080306/pana2.htm

( 2008年3月6日 )

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.