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三洋電機株式会社は、B5サイズの液晶プロジェクタ「LP-XW60」を4月21日より発売する。価格は207,900円。 0.63型/1,024×768ドットの液晶パネルを搭載するB5サイズの液晶プロジェクタ。光学部品や基板の小型化などにより、外形寸法264×188×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量1.6kgの業界最小/最軽量を実現した。
光源は新開発の165WのUHPランプ。反射膜の最適化により、従来品比約39%の小型化を実現している。 レンズは1.2倍のマニュアルズーム(F1.77~1.99)で、新たに開発した非球面プラスチックレンズの採用により、同社比で約44%軽量化した。設置距離2.7~3.3mで100型投写が可能で、投写画面サイズは40~300型(1.1~10m)。輝度は2,000ルーメンで、コントラスト比は400:1。 冷却機構も、新開発の小型冷却ダクトを採用。冷却ファンモーターを小型化しながら、同社従来モデルと同等の冷却性能と静音化を実現しているという。 上下20度の自動台形補正機能のほか、黒板モードやカラーボードモードを搭載。入力信号を検知し自動で切り替える「自動入力信号サーチ機能」を備え、入力信号が見つからない場合には、画面上に接続端子の図を表示して接続位置を伝える「ガイダンス機能」も装備する。
電源コードを接続するだけで、本体電源が投入される「オンスタート」機能や、クールダウンせずに電源コードが抜ける「イージーオフ」機能も備える。 映像入力はアナログRGB(D-Sub 15ピン)を2系統装備。うち1系統はコンポーネント兼用で、もう1系統はモニター出力兼用となる。そのほか、コンポジットを1系統装備。アナログ音声×2(RCA、ステレオミニ)の音声入力や、ステレオミニ音声出力も装備。1Wのモノラルスピーカーも内蔵する。 消費電力はエコモード時で196W、ノーマルモード時で230W。ワイヤレスリモコンや、ケーブルなどが付属する。 ■ 小型プロジェクタ市場のさらなる拡大を見込む
発表会では、LP-XW60の開発コンセプトについて、同社執行役員 DIカンパニー 副カンパニー長の吉年慶一氏が説明した。 重量が2kg未満の小型プロジェクタの市場規模は、今後年率32%で成長を続けると予測。2007年の100万台弱から、2009年には200万台以上を見込んでいるという。 同氏は、「小型プロジェクタは、ビジネス分野では外出先でのプレゼンテーションなどに利用されるほか、教育分野では教室間を移動して利用するなど、活用シーンが多様化しており、従来モデル以上に小型で軽量な製品が求められている。そこで今回は、“小型・軽量”、“省スペース”、“簡単操作”の3つのコンセプトを元に開発を行なった」と説明している。 □三洋電機のホームページ ( 2008年3月11日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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