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ソニーは、SACD/CDプレーヤー「SCD-XA5400ES」を10月20日に発売する。価格は176,400円。 HDMI出力端子を備えたSACD/CDプレーヤー。同時発表の「TA-DA5400ES」とHDMIケーブルで接続すると、SACDのDSD信号をそのまま伝送可能。さらに、双方向同期伝送を行なうH.A.T.S.(High quality Audio Transfer System)を使ったジッタ制御も可能で、より高音質なSACD再生が行なえる。 このH.A.T.S.は、2005年11月に発売された同社AVアンプ「TA-DA9100ES」と、SACD/DVDプレーヤー「DVP-NS9100ES」などでも対応していたが、その際の接続にはi.LINKを使用。HDMI伝送でこのH.A.T.S.に対応するのは「TA-DA5400ES」と「SCD-XA5400ES」の組み合わせが初となる。なお、マルチチャンネルディスクの再生もHDMI経由で可能。H.A.T.S.やDSD信号の処理に対応していない「TA-DA3400ES」や「STR-DG820」との組み合わせでは、プレーヤー側でリニアPCMに変換してSACDの音声が伝送される。 通常の音楽CDやSACDに加え、「Sound Reality」や「SonicStage Mastering Studio」を搭載したVAIOでユーザー作成したDSDディスクの再生も可能。再生可能DSFフォーマットは2ch/サンプリング周波数2.8224kHz/ファイルサイズ4GB以下となる。
DACには、DSDフィルタとマルチレベルDAC方式を採用したものを採用。歪みの平準化とデジタルノイズの発生を抑え、ナチュラルな音質を実現したという。さらに、DACのプラスとマイナス出力を、フィルタリングとバッファ回路を通してダイレクトに出力するピュアバランス回路構成を採用。バランス出力端子も備えている。 電源部には、うなりや磁束漏洩が少ないRコアトランスを採用。アナログ系とデジタル系で独立させており、回路に応じて最適な電源を供給するという。
アナログの出力端子はバランス出力に加え、2chのアナログ音声出力を1系統用意。アナログではSACDのマルチチャンネル出力には対応しない。CD再生時用に光デジタル、同軸デジタル音声出力も各1系統備えている。外形寸法は430×390×124mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約10.2kg。消費電力は25W(スタンバイ時0.5W)。リモコンも付属する。
□ソニーのホームページ
(2008年8月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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