TI、WVGA解像度の超小型プロジェクタ向け新「DLP Pico」 －高輝度/省電力化技術も。携帯電話などに搭載可能

左が第1世代、右が第2世代のDLP Picoチップセット

2月16日発表(現地時間)

　TIは16日(現地時間)、スペインで開催されている「GSMA Mobile World Congress 2009」において、高解像度化/小型化した第2世代の「DLP Pico」チップセットを発表した。2009年後半に出荷を開始する。

　「DLP Pico」は、超小型の筐体でプロジェクタの機能を実装可能なチップセット。2008年2月に第1世代製品が発表され、これまで小型プロジェクタやノートPC、携帯電話、メディアプレーヤーなどへの搭載が発表されている。

　今回発表された第2世代製品は解像度が854×480ドットで、従来製品(480×320ドット)に比べ高解像度化した。また、輝度と消費電力効率を向上させる技術を採用。搭載する光学モジュールの薄さと容積をそれぞれ20%以上削減できることも特徴となっている。同社は「ほとんどの携帯電話やモバイル機器への組込みが可能」としている。

　コントラスト比は1,000：1以上を実現し、RGB色域をフルカバーした高い色再現性を持つとしている。従来製品では50型以上の投射も可能としており、今回の新製品も投射サイズを落とすことなく、上記のような高解像度化や小型化などを実現したという。

□TIのホームページ
(2月17日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース
http://focus.tij.co.jp/jp/pr/docs/preldetail.tsp?prelId=scj_09_012&contentId=53647
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( 2009年2月17日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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