キヤノン、小型/高輝度の液晶プロジェクタ
-ハンドル付きの新ボディを採用
キヤノンは、小型/高輝度タイプの液晶プロジェクタ「パワープロジェクタ」2製品を3月11日に発売する。パネル解像度1,024×768ドットの「LV-7375」と、1,280×800ドットの「LV-8300」が用意され、価格はLV-7375が365,400円、LV-8300が312,900円。
小中規模会議室や、学校の教室など、高輝度が求められる環境での利用を想定した液晶プロジェクタ。LV-7375は、0.63型/1,024×768ドットパネルを搭載し、輝度は3,500ルーメン。LV-8300は、0.59型/1,280×800ドットパネルで、輝度3,000ルーメン。
いずれも1.2倍の光学ズームレンズを搭載。LV-7375では1.9mから、LV-8300では1.7mの距離から60型の画面サイズで投写が行なえ、最小21型~最大300型までの投写に対応する。コントラスト比は500:1。
パネルや輝度、投射距離以外の仕様はほぼ共通で、「曲面とエッジを融合した」というボディデザインを採用。キャリングハンドルも一体化している。4倍のデジタルズームや上下30度の台形補正機能などを装備する。ランプ出力は230W。電源投入後約8秒で投射可能となるクイックスタート機能も備えている。
黒板や色のついた壁などに投射する際に、映像を自然な色調に近づけることができるスクリーン色補正機能を装備。ホワイトボードを含む9通りの壁の色が選択できる。
7Wのモノラルスピーカーも内蔵。入力端子はDVI-I(HDCP対応)とD-Sub15ピン(アナログRGB/コンポーネント)、S映像、コンポジット、アナログ音声×4(ステレオミニ×2、RCA×2)を備えている。出力端子はD-Sub 15ピン、アナログ音声(ステレオミニ)など。Ethernetも装備し、不具合などを電子メールで知らせるネットワーク機能も備えている。
動作音は標準モードで35dB、静音モードで29dB。消費電力は325W(標準)/240W(静音)。外形寸法は317×336×111mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.3kg。
(2009年 3月 11日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]