SCE、PS3の新高画質画像表示機能をMoMAKで参考出展

-4月11日からの「ラグジュアリー」展で試験的に展示


3月13日発表

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は13日、京都国立近代美術館(MoMAK)で4月11日より行なわれる「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展において、PLAYSTATION 3(PS3)向けの新技術である「高画質画像拡大技術」を試験的に参考出展すると発表した。

 同技術はPS3に搭載されたグラフィックチップとCellを使って、高解像度の画像データをシームレスにズームイン/アウトできるという新アプリケーション。現行機種への対応は未定となっている。

 展示会では、出展される服飾作品などの画像データ15点を、高画質画像拡大技術を活用して、ディスプレイでハイビジョン画質で再生するという。「手仕事で作られた17~18世紀の作品など、保存上の問題から実際手にとって確認できないドレスの素材の質感や縫い目、細かい装飾などを、快適にズームイン/アウトしながら高精細なデータで見ることができる」としている。

 「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展はMoMAKと京都服飾文化研究財団(KCI)が主催のファッション展。会期はMoMAKが4月11日~5月24日まで。観覧料は一般/当日券で1,200円。また東京国立近代美術館でも開催され、会期は10月31日~2010年1月17日までの予定となっている。観覧料は未定。


(2009年 3月 13日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]