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ラトック、4K60p/HDR対応のHDMI分配器。4出力と2出力

 ラトックシステムは、HDCP 2.2や4K/60p信号に対応したHDMI分配器2製品を6月下旬より発売する。価格は、1入力4出力の「REX-HDSP4-4K」が64,800円、1入力2出力の「REX-HDSP2-4K」が44,800円。

REX-HDSP4-4K(4出力モデル)

 4K(4,096×2,160ドット)/60p映像入力や同時出力に対応したHDMI分配器。4K放送や、Ultra HD Blu-ray映像の伝送に必要な著作権保護技術「HDCP 2.2」のほか、HDR信号にも対応している。HDMI出力のうち、OUT1はCECに対応し、リモコン連動操作が可能。最長10mのHDMIケーブルも使用できる。別途変換アダプタを用意することで、DVIディスプレイも接続できる。

REX-HDSP2-4K(2出力モデル)

 HDMI入力は1系統で、出力はREX-HDSP4-4Kが4系統。REX-HDSP2-4Kが2系統。帯域幅は18Gbpsで、4K/60pの4:4:4/24bit伝送のほか、3D映像やDeep Color、xvYCCもサポートする。ドルビーTrueHD、DTS-HD MasterAudio、DSDなどの音声に対応する。

 最大3階層までのカスケード接続が可能で、4出力モデルは最大64台、2出力モデルは最大8台のディスプレイ表示が可能。4出力/2出力の両モデルを混在させたカスケード接続もできる。

 解像度や音声フォーマットの仕様が異なるHDMI対応機器を出力端子に接続する際は、本体背面のスイッチで用途に合わせた動作モード(A/B/C)を選択可能。「自動判別モード(A)」では、全ての機器に共通の信号を分配し、「優先出力モード(B)」では、OUT1ポートに接続されている機器の最大解像度/最高音声のフォーマットを優先。解像度と音声フォーマットを電源投入時またはリセット時に記憶する「固定出力モード(C)」も備える。

 前面に出力状況を確認できるLEDインジケータを備え、背面にHDMI端子を装備する。電源はACアダプタ。外形寸法/重量は、4出力モデルが216×85×25mm(幅×奥行×高さ)/約500g。2出力モデルが166×85×25mm(同)/約400g。

 この2製品は、6月8〜10日に幕張メッセで行なわれる「デジタルサイネージジャパン2016」に出展予定。

4出力モデルの背面
2出力モデルの背面