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シャープ本社が7月1日に大阪・堺市へ移転。東証二部への指定替えは8月1日

 シャープは23日開催の取締役会において、本店所在場所の移転と、本店移転日を決定した。現在の本社所在地である大阪府 大阪市から、堺ディスプレイプロダクトのある大阪府堺市堺区匠町1番地に移転する。

大阪・堺市の堺ディスプレイプロダクト

 また、東京証券取引所から、シャープの普通株式を市場第一部から第二部(東証二部)へ指定替えし、上場廃止にかかる猶予期間銘柄(債務超過)とする通知を受けたことも発表した、東証二部への鞍替えは8月1日。'15年度の決算の結果、自己資本が430億円の債務超過に陥ったことから指定替えとなり、上場廃止の猶予期間は2017年の3月31日まで。

 なお、シャープは鴻海精密工業と戦略的提携を結び、3,888億円の新株式発行について契約を締結しており、同契約に定める払込条件が充足され、払込みが完了した後には、債務超過解消が見込まれる。さらに同提携により、将来的な売上拡大やコスト競争力向上などを通じた収益改善、財務基盤強化などを図っていく。