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Technics50周年ターンテーブルがアビーロードスタジオに導入

 パナソニックは、イギリス・ロンドンの「アビーロードスタジオ」と、Technicsブランドのアナログターンテーブルのプロモーションに関する2年間のパートナーシップ契約を締結。協業活動の第1弾として6月に、同ブランド50周年記念モデル「SL-1200GAE」をスタジオに導入した。これを皮切りに、今後さまざまなプロモーション展開を行なっていくという。

アビーロードスタジオに導入された「SL-1200GAE」

 アビーロードスタジオ(Abbey Road Studios)は、ザ・ビートルズやピンク・フロイドらが利用したことで知られる、世界有数のスタジオの1つ。レコードのハーフ・スピード・マスタリングサービスも提供している。

 今回のパートナーシップ契約は、「両者のアナログレコードに対する取り組みや、最高の音作りを追求する姿勢などが一致した」として締結。同スタジオでマスタリングされるレコードの音確認は、SL-1200GAEを使って行なわれることとなる。なお、SL-1200GAEは全世界1,200台限定で、日本では限定300台が販売され、既に完売。9月9日には標準モデルの「SL-1200G」を発売予定(受注生産)。

 シニアマスタリングエンジニアのGeoff Pesche氏は、「先日、Mastering Room 5でSL-1200GAEを試聴した。素晴らしい仕上がりで、市販用ターンテーブルではこれまで見たことのない、重量のあるプラッタが装備されており、すべての音を切れ目なく再生していた。これは、21世紀のベンチマークとなるターンテーブルだ」とコメントしている。

 今後は、同スタジオ内のカフェテリアにSL-1200Gを導入。アーティストやエンジニア、スタジオ訪問者などに広く使用される予定だという。