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パナソニック、浮遊デザインの4K VIERA「DX800」。テレビとスピーカーを分離

 パナソニックは、新デザインのスピーカー内蔵スタンドを備えた4K対応液晶テレビ「VIERA DX800シリーズ」2モデルを8月26日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は58型「TH-58DX800」が38万円前後、50型「TH-50DX800」が32万円前後。

58型「TH-58DX800」

 ディスプレイ部を両サイドからメタルスタンドで固定することで浮遊感を演出し、バー形状のスピーカー部を本体と分離させたデザインが特徴。全体をシルバー調で統一することで、様々なインテリアと調和するという。高画質/高音質だけでなく、住空間と調和するデザインを提供する、日本設計・日本生産の「ジャパンプレミアム」シリーズとして展開する。

 “浮遊するディスプレイ”でスピーカー部を分離させることでディスプレイ部を薄型化。スピーカーの配置をディスプレイの前と後ろから選ぶことができ、ローボード設置や床設置など様々なレイアウトに対応可能。なお、壁掛けには対応しない。

 3,840×2,160ドットの広色域液晶パネルを搭載。LEDバックライトには、従来より純度の高い新赤色蛍光体を採用し、今まで表現できなかった深みのある赤色を表現可能としている。赤色の表現の向上により、中間色の色合いも豊かになり、忠実な色再現を実現する独自の「ヘキサクロマドライブ」が更に進化したという。

 HDR(ハイダイナミックレンジ)映像に対応し、Ultra HD Blu-rayのHDR映像を楽しめるほか、NetflixやAmazonビデオ、ひかりTVのHDRコンテンツにも対応。

 スタンド部のスピーカーには、12個のユニットによる「ダイナミックサウンドシステム」を搭載。ツイータ2基、ミッドレンジ4基、ウーファ6基で構成する3ウェイスピーカーをディスプレイ部とは別体のバー形状に収めている。全てのスピーカーを前向きに配置することで音を前面から響かせ、低域から高域まで広帯域でバランスの良いサウンドを実現したという。

 ミッドレンジとウーファは、高磁力のネオジウムマグネットにより振動板を強力に駆動させ、豊かで伸びのある音を再生可能としている。ウーファは40mm径で、6基を中央に配置。パッシブラジエーターも左右に前後対向配置した「クアッド・パッシブラジエーター」により歪みを低減しながら低域の強化を図っている。

50型「TH-50DX800」

 H.265/HEVCやVP9のデコーダを搭載し、4Kを含むネット配信動画に対応。Netflixや、dTV、Amazonビデオ、YouTube、4Kアクトビラ、ひかりTV 4Kなどが利用できる。

 地上/BS/110度CSチューナを3基備え、別売USB HDDに2つの裏番組同時録画に対応。録画番組はホームネットワーク内のレコーダ「DIGA」へのダビングや、他のVIERAでのネットワーク再生「お部屋ジャンプリンク」などが可能。ハイブリッドキャストや、省エネ機能「エコナビ」も利用できる。

 そのほか、スマートフォン/タブレット用アプリ「Panasonic Media Access」を使って、放送中の番組やUSB HDD内の録画番組を家の中や外出先で視聴することも可能。

マイク内蔵のリモコンが付属

 マイク一体型のリモコンも採用。リモコンの音声マイクに向かって話すことで、YouTubeやアクトビラ動画、放送、録画番組の検索が行なえる。番組表では、「日曜日17時」と話すと該当欄にカーソルが移動する。「マイクボタン」を押すだけで初期設定が完了し、使い方のイメージがわかる「組み込み動画」や「使い方チラシ」も同梱し、初めてでも迷うことなく操作できるという。

 掃除のしやすさや配線にも配慮。新たにケーブルカバーを設けることで、凹凸なく掃除しやすい構造とした。また、ケーブル類を束ねるクランパーを5本同梱(電源ケーブル用2本、接続ケーブル用3本)し、背面にクランパーを引っ掛ける穴でケーブルを束ねてスタンド裏に這わせることで、前からケーブルが見えないようにしている。

 接続端子はHDMI×4、D4×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン/イヤフォン出力×1、USB×3など。消費電力は58型が197W、50型が148W。年間消費電力量は58型が162kWh/年、50型が119kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は、58型が136.9×35.6×82.8cm(幅×奥行き×高さ)/約32.5kg、50型が118.8×31.6×72.2cm(同)/約22kg。