高千穂遙×安彦良和。映画「クラッシャージョウ」4KリマスターでBD-BOX化。OVAも収録

　1983年の公開から33年、劇場用アニメ「クラッシャージョウ」がBlu-ray BOX化される。OVA 2作品も収録し、12月14日発売。価格は、特典ディスクなどを追加した初回限定生産版(VPXV-71486)が25,000円、通常版(VPXV-71487)が18,000円。発売・販売元はバップ。

クラッシャージョウ
※ジャケットとは異なります
(C)高千穂&スタジオぬえ・サンライズ

　1977年に第1巻が刊行された、高千穂遙のSF小説シリーズ「クラッシャージョウ」。1983年に劇場アニメ化され、ガンダムの生みの親の1人として知られる安彦良和の初監督作品でもある。1989年にはOVA「クラッシャージョウ ―氷結監獄の罠―」と「クラッシャージョウ ―最終兵器アッシュ―」が発売された。

　Blu-ray BOXには劇場版とOVA 2作品を、ディスク2枚に収録。BD化にあたっては、劇場版を4Kリマスター、OVA版を2Kリマスターしている。片面2層ディスク2枚で、収録時間は246分。MPEG-4 AVC/1080pで、音声はリニアPCMステレオとなる。

　初回限定生産版にはこれに加え、特典ディスクも同梱。新規クラッシャージョウ座談会と題して、原作の高千穂遙、安彦良和監督、ジョウ役の竹村拓、アルフィン役の佐々木るんが出演。

　さらに封入特典として、未公開資料を多数掲載するという100ページの資料集と、ブックレットを同梱する。パッケージには新規描き下ろしイラストが使われる。

　通常版には新規描き下ろしイラストとブックレットは同梱するが、特典ディスクや資料集は付属しない。

あらすじ

　時は2160年代。人類は居住可能な惑星へと進出し、“宇宙時代”と呼ばれていた。宇宙の何でも屋集団と呼ばれる“クラッシャー”は、リーダーのジョウを筆頭に、クラッシャー評議会を通さずに独断で急な依頼を受けてしまう。

　バレンスチノフという依頼人から受けた依頼の内容は、病気治療のために冷凍保存されている大企業の令嬢・エレナをとある星へ送り届けることだった。依頼遂行のため宇宙船で目的地へ向かっていると、原因不明の事故に遭遇。乗員は意識を失ってしまう。その間にバレンスチノフとエレナは姿を消してしまった。

　無断で仕事を受けたジョウたちは資格停止となってしまうが、この事件はバレンスチノフが仕組んだことだった。なんと彼は海賊の一味で、エレナを誘拐していたのだ。さらにエレナと呼ばれる女性は、実はエレナではなく……。の事件真相は? ジョウたちは事件を解決できるのか!?