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ソニー、“ヘルメットの振動”で1km離れた仲間と通話できるスノースポーツヘッドセット
2016年11月2日 14:15
ソニーは、スノースポーツを楽しみながら、仲間との会話やハンズフリー通話、音楽鑑賞などができるヘルメットマウントワイヤレスヘッドセット「NYSNO-10(ニスノ10)」を2017年1月下旬に発売する。価格はオープンプライス。スノースポーツ用ヘルメットの輸入販売元であるロータスインターナショナルで3,000台限定販売し、同社での販売価格は3万円。11月18日より予約開始する。
スノースポーツ用ヘルメットへの装着イメージ
(ヘルメットは別売)
「NYSNO-10」は、ヘルメットのシェルを直接振動させて音を作り出す技術を採用したスノースポーツ用ヘッドマウントワイヤレスヘッドセット。耳をふさがず、滑走音など周囲の音も聞きながらコミュニケーションや音楽を楽しめる。
スノースポーツ用ヘルメット外側の後頭部付近に、付属のマウントを接着した上で、NYSNO-10を装着。マウントを接着する範囲(直径45mm)に凹凸がなく、本体取り付け位置(52×143mm)に突起物がなければ、どのブランドのヘルメットでも使用できるという。ヘッドセット本体と、操作用のリストバンド型リモコン、マイク、接着式マウントなどをセットにしている。
ワイヤレスでの通話や音楽再生にはBluetoothを利用し、NYSNO-10ユーザー同士で、最長1km(見通しの良い場所での2者間通話)離れた場所から、仲間やコーチと会話ができるという。また、グループ登録した仲間と、3台までの同時会話が行なえる。BluetoothはVer.4.1に準拠。対応プロファイルはA2DP、AVRCP。
リストバンド型リモコンから、NYSNO-10同士の会話に加え、スマートフォンの応答/終話、通話、リダイヤルなどの操作が可能。付属のマイクはヘルメット側頭部のベルトに装着できるため、滑走を妨げず、ウインドスクリーン付きのため滑走中でもクリアに通話できるとする。NFCも備えており、対応スマートフォンとのBluetoothペアリングもワンタッチで行なえる。
Bluetoothでの音楽再生に対応。ヘルメットを直接振動させて音を作り出すため、耳を塞がずに、周囲の音と音楽をあわせて楽しむことができる。また、3種類の振動モードを切り替えるプリセットイコライザーを搭載し、ヘルメットにあわせた音質選択が可能。スマホやウォークマンとBluetooth接続し、寒冷地でも最大8時間の音楽再生が可能となる。グループトーク時の連続利用時間も約8時間。通話時間は最大約30時間。充電はUSB経由で行なう。
本体は、IPX5相当の防水と、IP6X相当の防塵対応で、耐衝撃や耐低温仕様。型名の「NYSNO」は、ノルウェーの言語で「新雪」を意味するNYSNO(ニースヌー)を元にしている。本体の外形寸法は143×30.8×52mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約150g。リストバンド型リモコンの電池はCR1632リチウム電池で、外形寸法は52.8×15.8×44.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約32g。