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自分で組み立てるタイムドメインスピーカー「LabKIT」。パーツ変更も

 タイムドメインラボは、タイムドメイン(時間領域)理論に基づいたスピーカーを組み立てて作れる「LabKIT(ラボキット) SPK-080」を11月15日に発売する。価格は79,800円(税込)。構成するパーツの単体販売も予定している。

LabKITの完成例

 周波数領域や音量だけでなく、時間領域や波形も重視したタイムドメインスピーカーの仕組みを理解しながら、スピーカーを組み立てられるキット。「構成パーツを変更したり追加したりすることで、世界にひとつだけのスピーカーを創造できる」としている。組立て後の高さは約48cm、重量は1本約3.6kg。

オリジナルのタイムドメインスピーカーを作ることが可能

 スピーカーユニットには、オリジナルの「H080D-AF」を採用。フレームはアルミダイキャスト製で、振動板の直径は同じ呼び口径のスピーカーユニットに比べて小さくすることで、原波形再現性の向上を図っている。

 円筒状の筐体は外径90mmで、内部が見えるアクリル製。「アクリルは適度な硬さ、ロスをもっているため、極端に吸音材に頼る必要がない」という。仮想グランド部には吸音材となるウール生地を巻き付けており、ユニット「H080D-AF」の仮想グランド取付穴を使って、スピーカーユニットと一体化している。

 重量約1.8kgの鋳鉄製ベースを採用し、パイプを6点で保持。ベース部を、床と最小接点となる3本の脚で支えることで、パイプの振動を床へ伝わりにくくしている。パイプの底部は、3Dプリンタで造形したディフューザで覆い、吸音材を固定しながら、空気の流れる量をコントロールしている。