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スカパー、2017年シーズンのJリーグ放送を断念

 BS/CS放送の「スカパー!」は15日、2017年シーズンのJリーグ戦の放送・配信を断念したと発表した。これにより、Jリーグ関連セットは2017年1月末をもって終了となる。

 スカパーは、10年間Jリーグの放送を続けてきた。しかし、スポーツライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」を運営するPerform Groupが、2017年から10年間の放送権を取得。'17年以降は、日本国名におけるインターネット・モバイル配信、IPTVサービス、有料サテライト放送、CATVなどの権利を同社が管理することとなった。

 スカパーは「これまでどおり放送できるよう交渉を続けてきたが、成立に至らなかった」とし、「スカパー!での放送を楽しみにしてくださっていた皆様に、このようなご報告をせざるを得ないこと、また今日までご連絡が遅くなりましたことを、深くお詫び申し上げます。誠に申しわけございません。」とコメントしている。

 ただし、Jリーグ戦以外のサッカーは可能な限り継続し、2017年シーズンも天皇杯を放送していく予定。また、「Jリーグラボ」「クラブ応援番組」といったJリーグ関連番組をより充実させ、ユース・育成年代も積極的に取り上げていく。国内だけでなく海外サッカーも手軽に楽しめる「スカパー!サッカーセット」も2017年2月1日より販売する。

 さらに、24時間サッカー専門チャンネル「スカサカ!」を、'17年2月に開局。「日本で放送・配信されるすべての大事な試合の“ホーム”」というチャンネルで、「試合の生中継・ハイライト・徹底解説・討論番組など、スカパー!がこだわってきたサッカーの魅力を、あますことなくお届けする」としており、「スカパー! サッカーセット」の契約で視聴可能になる。