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防水防塵ウォークマンWの新モデル。完全ワイヤレスNCイヤフォンの登場も近い?

 「CES 2017」のソニーブースにおいて、イヤフォン一体型の「ウォークマンW」新機種が登場。また、完全ワイヤレスでノイズキャンセリング(NC)対応イヤフォンのプロトタイプも参考展示されている。

ウォークマンWの新機種
完全ワイヤレスイヤフォンのプロトタイプ

ウォークマンWに、周囲の音が聴けるアンビエントモード採用

 イヤフォンとオーディオプレーヤーが一体型のネックバンド型「ウォークマンW」新機種「NW-W620シリーズ」が登場。米国では「間もなく発売予定」と案内されており、日本を含むグローバルで展開。内蔵メモリ16GBの「NW-WS625」と、4GBの「NW-WS623」。4GBの価格は現行のWS610シリーズと同等になる見込み(WS610シリーズの16GBは18,500円)。

NW-WS625/WS623。「Ambient Sound mode」対応のボタンを用意

 WS625/623はいずれもIPX5/8防水と、IP6Xの防塵に対応したウォークマンで、スポーツやフィットネスなどの利用を想定。海水でも利用できる。

 従来のWS610からの変更点として、新たに「Ambient Sound mode」を搭載。ボタンを押すと、イヤフォンを着けたままでも周りの音が聞こえるモードで、安全面に配慮したもの。

 他のプレーヤーやスマートフォンのBluetoothイヤフォン/ヘッドセットとしても利用可能で、NFCでペアリングできる。

完全ワイヤレスNCイヤフォンの登場も近い?

 ノイズキャンセリングイヤフォンの試作機として、Bluetoothの完全ワイヤレスモデル「Truly Wireless Noise Canceling Headphones」と、ネックバンド型の「Wireless Noise Canceling Headphones」を参考展示している。

完全ワイヤレスNCイヤフォンのプロトタイプ
充電用の接点と見られる部分を備えたケース

 いずれも発売日や価格、仕様などは公開していないが、完全ワイヤレスモデルには、バッテリ内蔵と見られるケースも合わせて展示されている。ネックバンド型は、通話や音楽再生の操作部分に加え、「AMBIENT」という文字も記載されており、周囲の音を取り込むアンビエントモードの採用も予想される。

ネックバンド型
「AMBIENT」と記載されている

 日本での展開についても明らかにはされていないが、平井一夫社長兼CEOが、NCヘッドフォンの新たなバリエーションとしてプレスカンファレンスで言及したモデルであり、ソニー執行役EVPでソニービデオ&サウンドプロダクツ社長の高木一郎氏は取材に対し「遠くないタイミングで商品化しなければならない」とコメントしている。単なる試作機ではなく、製品化の可能性は高そうだ。