京アニの映画「聲の形」が5月17日Blu-ray化。DTS Headphone:Xトラックも収録

　京都アニメーションが手がけたアニメ映画「聲の形(こえのかたち)」が、5月17日にBlu-ray化される。価格は特典BD付きの初回限定版が8,000円、本編ディスクのみの通常版が5,200円。DVD版も3,800円で用意する。発売元は京都アニメーション・映画聲の形製作委員会。販売元はポニーキャニオン。

聲の形
※ジャケットとは異なります
(C)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

　BDの初回限定版には特典BDが付属し、公開記念特番「～映画『聲の形』ができるまで～ ロングバージョン」や、舞台挨拶映像、ロングPV、TV-SPOTを収録。さらに、キャラクターデザイン・西屋太志描き下ろし特製ケースや、スペシャルブックレットも付属する。

　通常版と初回版に共通する特典映像として、特報・本予告とオーディオコメンタリを収録。日本語字幕も収めている。また、通常のヘッドフォンでサラウンド音声が楽しめる、DTS Headphone:Xのトラックも収録する。

あらすじ

　「このマンガがすごい！2015」(宝島社刊)オトコ編第1位、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞などを受賞した、大今良時の同名コミックを原作としており、「けいおん!」を手掛けた京都アニメーションと山田尚子監督がアニメ化した。

　ガキ大将だった小学6年生の石田将也は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。「いい奴ぶってんじゃねーよ。」自分の想いを伝えられないふたりはすれ違い、分かり合えないまま、ある日硝子は転校してしまう。

　やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。あの日以来、伝えたい想いを内に抱えていた将也は硝子のもとを訪れる。

　「俺と西宮、友達になれるかな?」

　再会したふたりは、今まで距離を置いていた同級生たちに会いに行く。止まっていた時間が少しずつ動きだし、ふたりの世界は変わっていったように見えたが……。

　第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞も受賞しており、それを記念して新宿ピカデリーにて行なわれた、大ヒット御礼舞台挨拶でBD化もアナウンスされた。

右から山田尚子監督、ヒロイン西宮硝子役・早見沙織

　舞台挨拶には、山田尚子監督と、ヒロイン西宮硝子役・早見沙織が登壇。山田監督は、「作品賞を頂いたということで、皆で頂いた賞だと思います。おめでとうございます。」、早見沙織は「おめでとうございます。まだ実感がありませんが、受賞を機にもう一度こうして皆様の前で挨拶ができて嬉しいです」とコメント。

早見沙織

　さらに、石田将也役・入野自由から寄せられた「この1つの結果が、より1人でも多くの皆様に“聲の形”を知って頂くキッカケになれば、これ以上に嬉しいことはありません。スタッフ、キャスト、会場の皆様おめでとうございます。そしてありがとうございました」というコメントも紹介された。