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電通が8Kドラマ制作。9部屋で起こる事件を俯瞰で見る「囲むフォーメーションF」

 電通は、8K解像度で撮影したドラマ「囲むフォーメーションF」を制作。劇団・ヨーロッパ企画の舞台劇「囲むフォーメーションZ」が原作で、平面に並んだ9つの部屋で起こる事件を定点カメラによる俯瞰視点で撮影。8Kの高精細映像により、各部屋の細部や人の表情を映し出すという。この番組は、今後、試験放送での活用も計画されている。

「囲むフォーメーションF」のイメージ画像

 電通は、2018年12月1日より順次放送開始される8K放送への取り組みとして、2015年から8K解像度映像の制作を進めている。2016年には、8Kアニメーション「LOOP JAPAN」と、8K放送で予定される22.2chサラウンド音声を使ったコンテンツ「ねこさがし~Finding Cats in 22.2ch~」を発表。今回のドラマ番組「囲むフォーメーションF」は、8Kでは3作品目の映像制作となり、初めての実写映像の撮影に取り組んだ。時間は約31分で、制作は、電通、ROBOT、オポス(ヨーロッパ企画)。

 同作品は、放送サービス高度化推進協会(A-PAB)の2016年度8K検証用コンテンツの一つとして採択された。今後、試験放送での活用が計画されているという。

9つの部屋を定点カメラから俯瞰で撮影