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東芝、40型で実売14万円の4KスタンダードREGZA「M510X」。クリアパネル採用

 東芝映像ソリューションは、4K液晶テレビのスタンダードモデル「REGZA M510Xシリーズ」を5月中旬より発売する。58型の「58M510X」、50型「50M510X」、40型「40M510X」の3モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は58型が23万円前後、50型が18万円前後、40型が14万円前後。40M510Xにはボディカラーがホワイトの「40M510XW」も用意される。

REGZA M510Xシリーズ

 '16年モデルM500Xシリーズの後継機となる、4K REGZAスタンダードシリーズで、アンダースピーカー型デザインによる音の良さも特徴。M500XシリーズからM510Xシリーズでの強化点は、映像エンジンに「レグザエンジンBeauty」を採用したほか、液晶パネルも光沢ある「新クリアブラックパネル」とし、人肌の表現力やコントラスト表現を高めたこと。また、番組を見ながら、「次に見る」番組を選べる「次みるナビ」も搭載した。

40M510Xと40M510XW

4K+アンダースピーカーのスタンダード機

 液晶パネルは、58/50/40型のいずれも3,840×2,160ドットの4K解像度でVA方式。バックライトはエッジ型のLED。新たに映像エンジンを「レグザエンジンBeauty」に強化したほか、パネルの表面処理を光沢ある「クリアブラックパネル」とすることで、黒の締まりや色の表現力を高めている。

58M510X

 地デジ画質を向上する「地デジビューティ」を搭載し、地デジノイズクリアなどのノイズ低減技術や、精細感復元、カラーテクスチャ復元などの超解像技術を組み合わせて、緻密な地デジ画質を再現。また、人肌リアライザーにより、明部の白飛びの解消など、肌の表現力を高めた点も特徴。Ultra HD Blu-rayのHDR信号(HDR10)に対応し、HDRのダイナミックレンジの広い映像を楽しめるとしている。

50M510X
地デジビューティ

次みるナビを搭載。アンダースピーカーデザイン

 アンダースピーカーデザインを採用。スタンドの高さを抑え、フレーム内に画と音を融合させている。スピーカーを前面に配置した「レグザクリアダイレクトオーディオシステム」は、スピーカーユニットをオンキヨーと共同開発。スピーカー出力は10W×2ch。1,700バンドのイコライジングにより、緻密に補正し、スピーカーの能力を引き出す。人の音声を聞き取りやすくする「クリア音声」も搭載している。

レグザクリアダイレクトオーディオシステム

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタル×3で、別売のUSB HDDの録画に対応。新機能として「次みるナビ」を搭載し、リモコンの「次みるナビ」ボタンを押すと、出演者の関連番組や好きなジャンルの番組などをチェックできる。番組予約や、録画番組からの出演者情報検索、YouTubeの人気動画検索などが簡単に行なえる。

[次みるナビ]録画した番組をみる
[次みるナビ]出演者のほかの番組を選ぶ

 また、好きなジャンルや人物、番組などの関連番組/コンテンツの[パック]から、録画やコンテンツ検索が行なえる「みるコレ」にも対応。パックを選択すると、録画番組や未来番組(今後放送予定)、YouTube、シーンなどから見たい番組を選べ、関連番組の録画予約が行なえる。著作権保護技術のSeeQVaultにも対応し、対応HDDやSDカードを使って、録画番組のバックアップや引っ越しなどが行なえる。

 同社のレグザサーバーとの連動動作が行なえる「タイムシフトリンク」に対応。リモコンの[リンク]ボタンからLAN接続したレグザサーバーを呼び出して、レグザサーバーの過去番組表やざんまいスマートアクセス、番組を冒頭から再生する「始めにジャンプ」などの機能をすぐに呼び出せる。

 映像配信サービスは、NetflixやひかりTV、dTV、YouTube、DMM.com、TSUTAYA TV、U-NEXT、niconico、クランクインビデオ、アクトビラに対応。なお、DAZNには6月下旬のバージョンアップで対応予定。

 入力はHDMI×4で、HDCP 2.2やHDRに対応。出力端子は光デジタル音声×1、ヘッドフォン×1(アナログ音声出力兼用)。

 消費電力は、58M510Xが181W、50M510Xが148W、40M510Xが115W。スタンドを含めた外形寸法と重量は、58M510Xが130.0×20.2×81.6cm(幅×奥行き×高さ)、24.9kg。50M510Xが112.5×17.8×71.0cm(同)で、18.5kg。40M510Xが90.3×17.8×57.6cm(同)で、13kg。